いつも見てるのは

あの空ばかりなの



周りには何もない



見ない

見えない



昼間は青

夜は黒


決まって

その2色しか見てなかった





肩を叩かれた

振り返る

誰も見えない



微かに聞こえる

呼ばれている





いつか見えると信じていた

ひとりぼっちは寂しくて



いつまでたっても見えない

だから

諦めていた





遠くから聞こえる声は

こう言っている




「いつも側にいるからね」