いつも通る道

今日だけは

違う道を通る



一緒に居た時には

当たり前だった



残っていたのは

ほんの短い間だけ



瞼の裏に焼き付いたはずの

キミの姿がわからないよ



濁って

滲んで

もう何だかわからない





見つかるわけない

なのに探すんだ

もう一度

キミを

焼き付けたくて



一緒に居てほしいわけじゃない

手の温もりが欲しいなんて言わない

ただ…



本当にただ

キミを覚えていたいだけなんだ



失いたくないんだよ

キミの足跡