[あらすじ]BL
R18


変な夢を見た。自分と同じ顔をした人物に「私は獣の嫁になるなど死んでも嫌なんだ。だから、私と君の人生を交換してもらう」と言われる夢。そして目を覚ましたら、全く見覚えのない、大きな屋敷の一室にいた。周りは何故か歩く動物だらけ。虎に、兎に、犬に、狸に、名前のわからない動物達。皆言葉も通じない。そして、屋敷の主人と思しき獅子はとにかく恐ろしい…
◆◆◆◆◆
BL作品ではあるものの
最後まで直接的なラブはないので
ホントに人種を超えた愛って感じで
楽しく読めた

この方の描写が詳しくて
頭に風景が浮かんでくるし
すごく分かりやすいところも好き

作者さんは以前、レビューを書いた
『春になるまで待っててね』
を書かれた方でした。
最初、知らずに選んでた
春に〜の作品は人間の格好に耳や尻尾がある獣人だったけど、
この作品はがっつり獣

物語の中で、獅子の黒く縁取られた口、って書き方があって
あの犬がいつもダラ〜ってさせてるビラビラか…
ってすごく思ったのが印象的だった

そこで始めて毛むくじゃらの獣なのか!
ってはっきり頭に浮かんだ

すごく読んだあと、心温まる作品でした

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