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最近の制作の中心はとんぼ玉★
お教室や来客のない時は試行錯誤の時間&自分と向きあう時間です。
そしてそんな時の今の課題は…
「どうやったら可愛い薔薇、繊細な薔薇が作れるのか」

バーナーワークの薔薇や接着用の薔薇はおかげさまで大人気なので、
とんぼ玉の世界にも薔薇が作れたらイイナァ~と思って試行錯誤中です。

そしてガラスの指輪等で定番にはなっている水中花の大輪の薔薇を作っていますが、
他にも色々な技法で薔薇が表現できるのではないかしら?
…ということで、色々やってみている今日この頃(*^ー^*)

いろいろやってみては失敗し、失敗しては考える。
考えてはやってみて、やってみては考える…その繰り返しです。
でもそれは決して無駄ではなく、いつか来る光につながっているので
色々やってみます。思いついたら思いついただけやってみます。
とりあえずやってみてから、考えます。
失敗も成功も新しいアイデアも…やってみないと出てこないから。

前回できなかった事が出来るようになり、
失敗が多かったものが徐々に成功するようになり、
不規則だったものが安定してくるようになり。。。
そんな自分とも向きあう大切な時間でもあります(*^ー^*)♪



そんなこんなで作った、今日の最終作品はこれ。
赤の薔薇です。優しい乳白色ベースに真赤な薔薇と緑の葉。そしてキラキラ輝く気泡。
繊細な大輪の薔薇と小さな薔薇たちとキラキラの泡たちが、シンプル綺麗なぁ~と。

これは薔薇も綺麗にするのは難しいのですが、
まだまだ形が難しいです。そう。形。

この「俵」と言われる形。実はと~~~っても難しいです。
私のお師匠さんは
「玉は形が命。どんなにいい作品でも形がダメだと綺麗に見えない!」とおっしゃいます。
確かにそのとおりなんですよ...形は命。デザインを生かすも殺すも形次第。

まず「円柱」と言われる円ちゅうの形の真ん中に軸穴のあいたものを作ります。
そして角を出す。。。
これだけでも至難の業。きちっとできるまで何ヶ月も中心だけを修行する人はザラです。

そして更にその上に沢山の細工が加わり、それでも中心をずらす事なく作りつづけ、
最後に形を俵型に整える…これがまた難しいのですよー!!
どんなに転がしても中心はずれない。左右のカーブは同じ...
そして角はきちっとでているのが一番の綺麗な俵型だそうです。

ちょっと油断するとすぐに中心はずれます。
ちょっと手荒な事をすると中心はずれます。
火が入らなければ細工は中に入れれない。
でも火が入りすぎるとせっかく入れた細工が形を崩す。
細工を重ねれば重ねるほど、その温度管理は更に複雑になり、
一度作り出すと最後まで神経を張り詰めて作り上げます。

その玉の形を綺麗に維持しながらこの細工を中に散りばめていくのが至難の業でねぇ…
でも徐々に綺麗な世界が出来上がっていくので楽しいんですよっ(〃∇〃)



ガラスは女性のようですよ(≧m≦)
バーナーワーク(とんぼ玉を含め)で言うと…
ちょっと無理させようとするとすぐ機嫌を損ねます。
ちょっと油断をすると姿形を変えて不機嫌になります。
大切に扱えば扱うほど綺麗になっていき、手をかければ手をかけるほど美しくなり、
でも綺麗を保つのは難しく、少しの油断で一気に壊れる事もザラ。
そして外も中も磨き上げた洗練されたものは綺麗に輝き、人の心に届く。

ガラスのように綺麗に輝く女性でありたいですねぇ~~~(///ω///)






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AA Atelier ANGEL(エエーアトリエエンジェル)
http://www.geocities.jp/sutendoglass_atelier_angel/

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