2022年 5月25日(水曜日)

 

 

 

 

涼しいリビングで休んだので

今朝の体温は下がったように感じる
 
いや...むしろ低いかも...

 

 

心配になったので薄い毛布を掛けてみる

呼吸も苦しそう

 

 

 

30分程したら

呼吸も落ち着いて

ゆっくり眠れていそうでホッとする

 

 

温めるとやっぱり熱が篭るのか

体温が少し上がってきた気がするから

毛布を取り除く

もうどーして良いのかわからなくなる

 

喉がゼロゼロしていて反応が悪い

 

早く病院の時間になってくれと

時間ばかりが気になる

 

 

 

度重なる発作で

体が疲れ切ってしまったところへ

 

もしかしたら肺炎も起こしているかもしれない

 

 

早く時間が過ぎて!!!

 

 

 

 

 

病院の開始時刻に合わせて出発

 

 

 

 

 

 

 

モコの前に2家族待機中だった

 

 

 

 

朝から夏日の予想で

呼ばれるまで車中に待機も

 

せっかく下がった体温が

また上がっちゃったら大変と思い

モコを太陽から遮るのにも一苦労

 

 

 

順番が来たと係の人が車まで呼びに来る

 

 

モコの診察が始まる

 

体温がまた上がってしまっていた

 

ぐったりしている

 

41℃もあった

 

 

20日から続いている連日の発作

昨日一日で何度も襲った発作と

昨日午前中の大量の嘔吐など詳細を説明する

 

 

 

医師からは

度重なる発作や年齢からして

かなり厳しい状態との事

 

血液検査・レントゲン・心電図で状態を確認して頂く

 

 

 

結果は

 

 

心電図には異常は見られず

 

レントゲンで

肺の後ろ側が若干白く映っているので

誤嚥性肺炎かもしれない

 

 

血液検査の結果は

悪い数値が出ている事に対して

闘うからこそ上がるはずの数値が正常である事

これは既に

モコの体は

抵抗力が無くなっているという結果なのだとか

 

 

 

   ①このまま家で...

若しくは

       ②少し入院して様子を見てみる

 

二択だった

 

 

 

迷わず

少しでもモコが楽になれる入院をお願いする

 

院長先生が

夕方にはまたモコちゃんのお顔見に来れますか?

と尋ねる

 

勿論!!!

面会出来ないと言われない限り

毎日必ず伺います!!!と

 

 

 

 

今日だけはどうしても仕事が休めない

入院する事で

モコが少しでも楽になれるだろうと

病院にいる事でかなり不安な気持ちが減る

少しホッとした

 

 

 

診察が全て終わって11時を回っていた

 

 

 

離れている次女に

モコがもしかすると...と

帰り際の駐車場で連絡を入れる

 

 

 

 

お互いに泣き出す

 

 

 

 

少しして次女から

モコにどうしても会いたいから

距離的にもかなりキツイけど

まる子Ⅱを保育園に迎えに行って

これから帰ると連絡が入る

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

夕方次女母娘を連れて

モコの面会に行く

 

 

 

酸素室に入り点滴と鼻チューブのモコがいた

 

 

 

 

 院長先生が

体温もあれから段々下がったので
恐らく太陽のせいで
体温も上がってしまったのでしょうと
 
呼吸も数値も安定してきています
食事も先ほどチューブから少しだけど入れて
食べても異常なかったので
慌てず
少しずつ量を増やしていけたらって思っています
 
これからはモコちゃんの今後を考えて
酸素室の借り入れなど視野に入れて
検討してみて下さいと
資料を頂く
 

 

 

 

院長先生に

「モコちゃんに触れていかれますか?」と

言って頂けたので

 

 

「お願いします」と返事する

 

酸素室の扉を開けてくれた

 

 
次女と交互に
 
 
「 モコ!!頑張ったね!!!」

 

「早く元気になって一緒に帰ろうね!!!」

 

と、何度も何度も声をかけながらナデナデする

 

 

すると

大きな目を開け

ハッキリした意識で私達を見てくれた

 

 

もっともっと多きなハッキリした

力強い目だった

 

 

私達の匂い・声に気付いてくれた

待っていてくれたんだと

反応出来るまで回復してくれたんだと

嬉しさでいっぱいだった

 

 

今にも起き上がりそうなモコがいて

ホッとして

嬉しくて

安心して

泣きそうになった

 

 
 
面会時間がどれくらい許されるのかわからなくて
モコの安定した状態から
診察にも影響があると申し訳ない気持ちで
本当はもっともっと傍に居たい気持ちを押さえて
 
 
 
「モコ!また会いに来るからね!」
 
「心配しないで頑張るんだよ!!」と
モコに伝え入院室を後にする
 
 
 
 
「ではまた伺いますので
モコをよろしくお願いします」と
挨拶をして病院を後にする
 
 
 
 
車中次女と
酸素室を決めちゃわないとね!などと
元気になってくれたモコの話しで盛り上がる
 
 
 
 
 
 
10分位経った頃
 
17時52分
 
病院から
モコちゃんの呼吸が急に変わったから
急いで戻って来て下さいと電話が入る
 
 
 
慌てて戻ろうとするがパニックになり
何故か逆戻りせず
行きつけない道を選んで迷いながら必死に運転する
 
 
 
 
西に向かって走る車の前に
 
気付くと
 
空に
大きな虹が出ていた
 

 

 
 
 
次女が
このタイミングで虹って嫌だ!と言う
 
私は
モコは絶対大丈夫だよ!と返す
 
 
 
 
 
 
無言になる
 
 
 
 
 
 
 
18時過ぎに病院へ到着
 
慌てて病院に入る
 
 
病院の先生方の表情を見たが
 
嫌な予感がした
 
 
 
処置室に通される
 
 
人工呼吸器を付けたモコがいた
 
 
 
 
 
 
17時58分
 
心電図モニターの脈が振れなくなってしまい
ずっとこの状態ですと
 
モニターを確認させられる
 
 
 
何がどーしたのか現実を受け止められないまま
 
 
 
 
ありがとうございました
 
頭を下げてお礼を言っていた
 
 
 
 
 
次女と私はモコにしがみ付いて泣き崩れた
 
 
 
暫くして
 
 
 
院長先生
処置を致しますので
一旦待合室でお待ち下さい
 
 
 
 
よろしくお願いしますと
処置室を後にする
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
院長先生
 
 
いつも抱っこして来院していらしていたので
抱っこして帰られると思い
真っ白なタオルに包みましたと

 

 

 

 
真っ白なタオルに包まったモコを引き取る

 

モコいっぱい頑張ったね

いっぱい頑張らせ過ぎちゃったね

今までよく頑張ってくれた

ありがとう

 

モコを抱きしめて泣いた

 

 

 

 

 

 
院長先生に
 
 
「ありがとうございました」
 
それと
 
「今まで長い間モコが本当にお世話になりました」
 
そう言って
深く一礼して病院を後にする
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5938日
生き抜いたモコ
 
 
可愛い可愛い
この世に一人しかいない愛する愛息子のモコ
 
みなさまに支えられなが
応援頂きながら
今日まで必死にモコは頑張りましたが
 
残念ながら
 
 
 
5938日でモコは力尽きてしまいました
 
 
今まで本当にありがとうございました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
高齢のモコの体力は
きっととっくに限界を迎えていたのかもしれません
 

 
力尽きるまで最後の最期まで
何度も何度も奇跡を起こし続けて頑張ってくれたモコ
 
 
あっけない最後でした
 
でも
 
モコは本当に最後まで立派でした
私の愛する自慢の息子です
 
 
 
 
 
きっとあの時
 
大きな目を開け
私達にお別れを伝えたのでしょう
 
そして
次女と見た虹の橋
きっとモコは私達に微笑みながら
迷いなく渡って行ったのだと思います
 
 
 
 
 
 
 
 
現実を受け止めてしまうと
息も出来ない程
悲しくて辛くて苦しくて
自分がどうなってしまうか想像も出来ません
 
モコキラ日記も
モコが元気に生きた証を
モコの全てをここに最後まで書き残したいので
泣きながら耐え
震えながら耐えて
最後の力を振り絞って書いています
 
 
 
 
 
 
 
 
私の旅行やモコの手術以外は
ひと時も離れて寝たことの無い可愛い可愛いモコ
 
毎日自分でベッドに飛び乗って
布団に頭から突っ込んで入って来ては
向きを変えて私の脇腹を定位置に
無理矢理にでも腕枕をして眠る愛おしいモコ
 
寝返りを打つと
必ず私の顔側を目がけて移動して
また私の中に無理矢理にでも入り込んで
必ず向き合って寝てきたモコ
 
 
今でもベッドのモコの定位置は
空けたままで
毎晩淋しくて泣いています
 
 
 
 
キラをお迎えする前に
一週間家族でハワイに行ってしまった時
その間全くご飯も食べなくなって
夫を困らせていたモコ
ハワイから戻った私を
フラフラになった足で
玄関まで迎えに来てくれたと思ったら
私の顔を見るなり自分のご飯場所へ行き
いきなりご飯を食べ出した
飼い主依存のモコ
 
あちらの世界に私がいなくて大丈夫?
それだけが心配です...
 
 
 
 
2020年12月14日
モコは《肛門嚢腺癌》の摘出手術を受けました
 
病理検査結果は

『多分葉状』・『小葉状』・『蜂巣状』

再発の恐れがかなり高いとされる癌です

 

手術の際の検査で
《胆泥症》も見付かり
モコのお薬生活が始まる
 
 
術後観察で毎月診察して頂き
半年も過ぎた頃
 
また小さなシコリが出来た
 
術後間もない事・高齢である事を考え
麻酔も危険なので
検査もせず
手術はしない方向へ
 
幸いにも今日まで癌の大きさは殆ど育っておらず
現状維持で来れました
 
 
 
2021年9月3日
初めてモコの《癲癇発作》を見る
 
 
これまでも誰も居ない間に
もしかしたら何度も発作をおこしていたのかもと
不安になる
 
 
病院へ行き発作の動画を確認して頂く
 
この日からモコのお薬が追加となる
 
 
今年になって連日発作を起こし歩けなくなった際に
足の様子が変だと感じ
診察時にその旨を話す
 
院長先生がモコの体中を触診などして調べる
 
 
右半身が(右前後の足)若干麻痺している様だとの事
 
 
考えられることは
脳に転移している可能性が...
 
癲癇発作の原因も
もしかしたらその辺りが原因なのかもしれないとの事
 
詳しく調べるには
MRIに頼るしかないが
 
今のモコには
危険でお勧め出来ませんとの事
 
ハードルが高すぎる.....
 
 
 
 
 
 
モコはそんな爆弾を抱えながら
小さな小さな体で
必死に耐え抜き
何度も何度も起こしてくれた奇跡で
ずっと私達の傍で私達を見守り
モコらしく立派に生き抜いてくれました
 
 
朝意識の無かったモコが
夕方の面会で
しっかりした意識の中で私達を見つめ
安心させてくれた
 
 自分の命の限り
最後の最期にも
また
奇跡を起こしてくれた自慢のモコ
 
 
 
最期に起こした奇跡は
きっとモコなりに
最期の挨拶をしてくれたのでしょう
 
 
 
 
 
モコは私の誇りです
 
 

 
16年3ヶ月と4日
 
モコ
 
今まで本当に
 
ありがとう
 

永遠に愛してるよ

お家に帰って来たよ

お庭のスイートピー

 
 
 
長年の夢で
今年初めて育てたんだけど
 
 
 
 
何も知らずに
モコの為に育てていたんだね...
 
 
 
 
 
 
花言葉を調べてみたら
 
「門出」「別離」「優しい思い出」
 
 
 
 
また泣ける
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私達より長い時間を
片時も離れずモコと共に生きてきたキラは
食事もままならなく
オバちゃんの家にも行きたがらず

 

毎日ポツンと

リビングで一人ぼっちの時間を過ごしています

 

 

急に一人ぼっちにさせてしまって

そんなキラが不憫でなりません

 

 

キラの心の傷を何とか癒してあげなければと

毎日家族でも頑張っております

 

 

キラ日記がまた書けるようになるまで

 

次回
モコの荼毘に付す日記で暫くお休みします
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

どうか暫くの間

そっとしておいていただけたら

ありがたいと思います

 

 

ご理解下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 


本日も最後までお付き合い下さり
 ありがとうございました

 

 i-Mocha-i-mocha-g004 モコの母より