祖母は
あまり笑わない人
だった


私は
はっきり言って
懐いてない



私の姉になる
はずだった
女の子が
母のお腹で
ヘソの尾が
首に巻き付いて
窒息死したとき


祖母が母に
言った言葉


『女の子でよかった』

『次は男を産めばよい』


だった


もしかしたら
祖母は
母を
慰めるつもりで
言ったのかも
しれない


しかし
母は
この言葉を
30年以上経った
今も忘れてはいない


父方の祖父は
婿養子だった


いつも
にこにこしていて
優しかった



しかし
祖父は
ギャンブラーだった


それも
パチンコ
競馬ではなく


花札



私が
物心ついた時には

祖父が
作った借金返済の為



田んぼを
手放すことに
なっていた
弟は私の6歳年下



私が6歳まで
母親の愛情たっぷりに
育てられたが


弟が生まれてから
母親は弟べったりになる



それは
私が嫌いとか
そーゆーのではなく


生まれつき
弟は病気持ちだったから


そんな私の口癖は

『●ちゃん(弟)ばかりズルイ』

だった