「ぶふっふふふっ冗談ですよ」


私を見て言うチャンミンの…
目は笑っていないような気がするけど


「そうね、チャンミンパパもいいかもね」


軽く流すしかない


「リュウー
ご飯食べたらチャンミンとお風呂入る?」


目を輝かせ、頷くリュウ

リュウは、お風呂で遊ぶのが大好きだから


「チャンミン、のぼせないでね?」


深い意味合いも込めて


自分の持っていないもの
子供みたいにほしくなっただけだよ
チャンミンは


「チャンミン、お風呂!お風呂!」


「食べてからね」


私が言えば、リュウは急いで最後の一口を頬張った


優しくリュウを見守るチャンミンの真意が見えない







お風呂が待ちきれないリュウは口いっぱいに詰めたまま
服を脱ぎ初めて


「食休みはー!」


ワクワクしている子供なめんなよ、チャンミン


「お風呂!お風呂!おっふっろー!」


ユノソングを歌いながらチャンミンの手をつかんでお風呂場に向かうリュウ


苦笑いのチャンミンが引きずられていく


「おねがいしまーす」




背中に声を掛けたところで、玄関の音がしたから、パタパタスリッパ音を響かせてお出迎え





「お帰り ユノ」


「ただいまー!
家帰るの久しぶりなのに、チャンミン逃げちゃうんだ」


お帰りのハグは、ユノの汗の匂いがした


「リュウとチャンミン、今お風呂入ったよ
ユノは、ご飯は?」


「その前に、キスだけさせて」


抱きついたまま、優しいキスをするユノ


「今日は、ビックリした
来てくれてありがと」


「私も楽しかった
リュウは、興奮してたよ?」



唇をついばみながらの会話は、いつも照れくさい



「早くリュウ寝るかな?」


「多分」


「それは、それで淋しい」


「私も淋しいよ?」


「じゃ、チャンミンに早く帰ってもらわなきゃ」


「珍しいね?ユノがそんなこと言うなんて」


「今日は、奥さんを早く独り占めしたいの」


クスクス笑ったユノが私のおでこにキスをして、キスタイム終了
お風呂に向かう


「チャンミンと交代してくるよ
ご飯は、後で軽く食べる」


鼻歌のユノは、リュウが寝ちゃう前に帰ってこれたから、嬉しくてしょうがないのかな




たまに、やるせなくなるのは
ユノが忙しいからなのか
秘密の家族だからなのか、わからないけれど


でも、ユノが帰ってくる場所が私とリュウのいるところなら


いまのままで、充分幸せなんだ