「おい!チャンミン!」


船室の片隅にチャンミンを押し込んだユノ


「何だよ?ユノ怒ったの?」


「怒ったわけじゃない
ただ、困惑したんだ
いや、怒ってる」


「いい方に考えてよ
ふふ
科学者チャンミン様のプレゼントなんだから」


「誰への?」


「チャンミン様」


「むかつく」


「冗談
ユノへのプレゼントのつもりだったんだよ
誕生日の
遅れたけど
サンプルデータが少なくてさぁ」


ニヤリと笑ったチャンミン

少し考えてから、思い当たることがあったのか、ニヤニヤするユノ


「この前、あいつが宿舎遊びに来た時、銀熊と風呂入らせたよな?
あれか?」


「ご名答
銀熊本人にデータとらせて、あれで完璧に揃った」




そこに、ひょいと女性型の銀熊が胸をはり、割り込む


「内緒話でしょ
そういうのって、趣味悪い」




「そういえば、聴力の調整も人型の時は?」


胸から視線が離れないまま訪ねるユノに、チャンミンが


「一般的な人の数値
視力も、握力とかも
総体重、中身は銀熊のまま」


チャンミンも胸から視線を外さないまま答えた


「チャンミンの趣味により、本人様より、五センチほど胸は大きいの」


「男のロマンでしょ
ユノ?」


チャンミンの問いに、生唾を飲み込むユノは


「えーと、銀熊?
触ってみても?」


恐る恐る手を伸ばして銀熊の胸に触るユノと、次いでだとばかりにチャンミンまで手を伸ばす


「OK、なんて許可してないし
残念ながら私自信は愛玩用の装備はないので、人型になっても同じこと
困るのは貴方達よ?」


「でも、触り心地は人間だよ?なぁ」


「俺も触るのは初めてだ
すごいな、プログラマー俺
胸本物みたい」


「私には気持ちいい感覚がないから、返事しようがないんだけど
そろそろ、貴方たちが、ヤバいんじゃないの?」


「…」「…」


「女っ気がないからしょうがないのでしょうけど
イヤなのよ?
感覚的にそういう目的で触られると」




シュッ





女性だった銀熊が銀色に眩しく光った瞬間






「あああああ~!!!!!
ユノ~!!!」


ユノとチャンミンが、もう一人のユノ(銀熊)の胸に手をあてていた


「何でー!!」


慌てて手を離して


ユノ(本物)が目を丸くしながらユノ(銀熊)を指さして、チャンミンも驚いてユノとユノを交互に指さす

「流石、俺音符

悪いけどユノとチャンミンのデータも勝手に取らせてもらったから

一旦、人型になれば、データが完璧な場合は瞬時に変われるからな
チャンミン、巻き込みもないみたいだよ
OK、OK!」


「なんだよお…反則だろ?」


「応用しただけだよ、チャンミン

それにしても、男三人は、ムサイな」


「ははは…
乾いた笑いしかでねぇよ、俺

自分がいるのって気持ちワリィ」


頭をかかえたままのチャンミンと、苦い笑みを浮かべたユノに、銀熊(ユノ)は爽やかな笑顔で


「さっ
何かするか?
ポーカー?麻雀?
俺、手加減しねぇよ

俺の人型時間は1日分ぐらいあるだろ?

派手にいくぜぇ?」


ウィンクする銀熊(ユノ)


「勘弁してくれぇ」


呟く二人だった






「ウザイ男が二人って…
ぎんくまぁ、俺のオアシスはぁ?」


「んなもん、ねーよ」






そのうちに続くかも

とりあえずは終わり