平成30年12月22日6時25分、まだ暗い浦安沖を抜錨して、東京月島ふ頭に向かう。

下げ潮がきつく、さらに岸壁の前には、小型のタンカーと水上バスが停泊していると会社から連絡が入り、緊張が高まる。

本船の全長、63.5mに対して、岸壁の長さは120m。

接岸している小型タンカーを安全にかわすとなると有効な海面は100mほどしかなくかなり狭い。

しかし、なんとか無事に船を回し、7時50分岸壁にロープを送ることが出来た。

船首は、スラスターを使って寄せ、無事に着岸作業完了!

普段乗っている外航船では、自分で船を着けるという事が無いので、緊張しました。

入港中、ずっと左前にいた船の船尾に出ている電光掲示板を見ると「25年間お疲れさまでした」の文字が!

ものすごく感動して、思わずウルっと来たのですが、なにしろ初めての月島入港で余裕がなく、何もお礼が出来ませんでした。

しかし、このブログに載せたところ、ご親切な方に(株)東京湾クルージングの「エスエスセレナーデ」号と教えていただけ、さらに船を出してお出迎えしてくれたキャプテンのブログまで教えていただきお礼を言うことが出来ました。

ありがとうございます。

http://ss3.jp/nihonbashi-cruise/index.html

揚げ荷作業の休憩中に全体を記念撮影。

岸壁側からもパチリ。

廃車にする車やごみなどで一杯です。

翌々日の24日、第28共勝丸は、余生を過ごす事になるソロモン諸島への航海準備のため、西伊豆の造船所に向けて東京を後にしました。

ありがとう、さようなら!