平成30年12月15日、第28共勝丸は、父島に向け東京を出港しました。
これが最終航海となるので、なんとも複雑な気持ち。
12月にしては穏やかで、順調に南下を続け、17日昼前には父島沖に到着。
おが丸に抜かれているところ。
しかし、岸壁に吹き付ける南風が少し強く、近づくにつれて恐怖感が高まっていく。
300トンちょっとの船だが、離れた島まで行くのでエンジンは普通の船の倍以上ある2,000馬力。
なので、極微速でも速力が出てしまい、調整が難しく減速不十分で岸壁に接近、最後少し慌ててしまった。
しかし、何とか接岸させ、揚げ荷を開始する。
夕方、スーパーまで買い物に出かける途中、自分が運んできた荷物を、業者の方が引き取って持っていくのを見かけた。
なんとなく「頑張れよー」という気持ちになってしまう(笑)。
このコンクリート製の側溝は、昨年助っ人で共勝丸に乗ったときに運んできたもの。
まだ、工事中だったのが、すっかり完成していた。
島の暮らしに役立っている、というのが目に見えて、運んでいる方としてはとても嬉しい。
岸壁に大きな倉庫が出来ていました。
雨に濡れたら困るセメントや、商店向けの荷物もこれで安心。