11月から乗船したセメント運搬船も一か月がたち、すっかり慣れてきました。

契約は12月の下船したい時まで、という曖昧なものだったのですが、以前航海士として乗船した小笠原航路の船から、最終航海の船長がいないので乗ってくれないか、と電話がかかってきました。

セメント船のキャプテンに話しをすると「向こうの方が困っているみたいだから、こっちは残った人数で大丈夫だよ」と言ってくれたので、早速新幹線に乗り帰途に就く。

幕の内弁当とビール。

普段なら、これから長い休暇が待っているが、休みは1日のみで次の船に移動。

これから最終航海を迎える、第28共勝丸と対面。

なんとか、航海を成功させることが出来るか?

来年頭の新造船就航まで、建築資材を運ぶ船がいないので、ものすごい荷物で岸壁が埋まっています。

何とか全部入るように、考えながら積んでいく。

危険物を積むために、同じ東京港の10号地にシフト。

船の持っている癖が解らないので不安でしたが、なんとかすんなりと着桟させることが出来ました。

コンテナに入ったガソリン、ドラム缶に入った軽油などを積みます。

ゲートブリッジをくぐって、いよいよ最終航海に出港!