9月中旬に6か月乗った外航船を降りて、家に帰ってきたのですが、休暇はなんと半月だけとの事!

来年から、船関係の別の仕事に就くつもりにしていたので、10月いっぱいまで遊んで暮らすことにしました。

親戚に市場関係者が多いので、10月で終わりになる築地市場まで見物に行ってきました。

中学生の時から、たびたびバイトで行っていたので、一抹の寂しさがあります。

船乗りになっていなかったら、魚屋になっていたかも。

落とし物の掲示板。

冷凍マグロ落とした人、どうなったのでしょうか(笑)。

ここ、実は鉄道廃線跡なんです。

発泡スチロールの置かれた奥に弧を描く屋根が見えますが、この弧に沿って線路がありました。

鉄道で運ばれた魚を降ろしたプラットホームの跡です。

自分が子供の頃には、まだ線路がありました。

こちらは、隅田川に面した岸壁。

今でも、東京湾で取れた魚を揚げる船が着きます。

昔は川に向かって下り坂になっていて、マグロを積んだ荷車を曳いていて、川に落ちそうになったことも(「荷車の前棒を下げろー!」と周りの人に言われて止めることが出来た)。

場内にある牛丼の吉野家1号店。

もともと魚市場が日本橋にあったころに開業したそうです。

久々に食べたらおいしかった。

場所は変わって、隅田川と荒川を隔てる岩淵水門。

去年まで何度も往復したパナマ運河作成に携わった唯一の日本人技師が監督して作ったそうです。

荒川放水路を開削することによって、たびたび洪水に見舞われた隅田川下流沿岸の低地帯が安全になったとのこと。

学生の頃、よく船を見に行った晴海ふ頭。

岸壁は親水護岸となり、この先ではオリンピック選手村の建設も行われています。

古い、懐かしいものがどんどんなくなっていく(涙)。