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平成30年8月1日、中国最後の揚げ地、錦州を21時12分に出港、揚げ荷の貨物残渣と、貨物艙を洗った水を揚げるため、今航海最後の港、中国煙台に到着。


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すぐに小さなバージが接舷。


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貨物艙を洗った水は、甲板下の汚水用タンクに集めておいたので、それを小さな船が持ってきたポンプでくみ取る。

積み荷は銅鉱石だったが、環境に有害との事で、このようにして移送。


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貨物の残渣は、袋に入れてあるので、船のクレーンで移し替える。


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バージの甲板が狭いので、クレーンの操作に少し苦労。

しかし、残りが少なくなるにつれて、自分の心も軽くなっていく。

ペルー→チリ→ペルー→日本→中国。

10の港と13の錨泊地を2か月と7日かけ、苦労の多かった今航海も、今日ですべて終わりだ。


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残渣物を揚げるのと引き換えに、有害物質を揚げた証明書や、代理店に預けてあった乗組員のパスポートを受け取る。

その証明書などを持ってきた船は、古いタグボートのようで、とても味のある形をしていました。

可愛い。


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全ての貨物と残渣を揚げ終わり、バージが離れていきます。

やったー、無事に終わったー。

次は、鹿島で積み荷して、揚げ地は一度行ってみたかった、ドバイです。

関門海峡、マラッカ海峡、ホルムズ海峡経由。


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出港後ゆっくりと晩酌を楽しみ、翌朝起きたらこの夏らしい爽快な天気!


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朝ごはんもおいしいが、この日体重計に乗ったら5キロも太っていた(T_T)

明日からは、ダイエットだ。


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苦労を乗り越え、乗組員を信じ、必要なものを地球の裏側から頑張って運んでくる。

やっぱり船乗りは、最高の仕事だと思う航海でした。