7月22日、中国の揚子江をさかのぼった川港、ナントンの検疫錨地で、台風10号「アンピル」をしのいでいるところです。
風、雨共にそれほど強くならず、夕方には風力5(秒速9メートル程度)まで落ちました。
船内にこもっていたタグボートのワンちゃん達も、外に出てうろうろしだしました。
船のクレーンとグラブを使うとの事で準備開始。
銅鉱石は重いので、赤い丸の中にあるプレートを外さないといけないのですが、結構面倒な作業です(重たい上に、航海中整備しとけと言ったのにボルトナットが錆びている)。
台風一過とまではいかないですが、明るい空の下に、中華風の塔「支雲塔」が映える。
初めて見たのは12年前、11か月かかって世界2週にわたる船旅を終えた後で「東洋に戻ってきた」と感激したことを思い出しました。
https://ameblo.jp/a815k1/entry-11350022561.html?frm=theme
岸壁はここのようです。
川なので、エンジンを止めると後ろにずるずると下がる。
下がるとエンジンをかけて位置を調整しつつ、着岸しました。
代理店のお兄さんに「長江魚館」というレストランに連れて行ってもらいました。
海老と豆の炒め物とチャーハンを食べたのですが、おいしかったです。
代理店のお兄さんも、以前船に乗っていたとの事で、奇妙な連帯感が生まれる。
桟橋から船を見る時「あぁ異国を旅してるんだな」と情緒が湧いてきます。