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6月1日にペルーのカヤオを出港し、7月9日、岡山の日比という港に入港予定です。

のんびりと晩酌をしながらの、太平洋横断航海も終わりが近づいています。


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7月8日夜中の1時、八丈島沖を通過(暗くてなんだかわかんないか(汗))。

いま乗船している船には、インターネットの設備が無いので、ここぞとばかりにネットをする。


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伊勢湾沖を通過中。

自分も乗っていた、衣浦に行く石炭専用船が前を横切る。


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7月8日、紀伊水道の沖に到着しました。

しかし、港にはまだ前の船がいるうえ、大雨が降る予報なので、船を漂流させて待機してください、との指示が用船者より来ました。

これから、日本1港、中国3港と揚げ荷をして、日本に戻ってくるまで、できれば汚いので中国では水を取りたくありません。

このため、太平洋横断中に、水をせっせと貯めておきました。

しかし、生活用水、ボイラーの水、貨物艙清掃水と色々必要なので一か月間も持たせることができるか、とても心配です。


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7月12日、夜中の零時50分、入港のため北上開始。

画像はその時の、電子海図画面。

岡山の日比は、外国の船が入れない港(不開港)なので、一度神戸に入港して入港手続きを取ります。

右に左に他の船を避けつつ、進んでいくのですが、結構怖いです。


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漁船が割りと少なかったのは幸い。

しかし、3日前の9日に、大雨が降っているのでどうなっているのか心配です。


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船乗りになる前に、1日だけ体験乗船させていただいた会社の、自動車運搬船が追い越していきます。

実際に乗った船は、その後海外に売船になったと聞きましたが、自分が自動車船に乗船している時に、シンガポールで再会しました。

とても、懐かしく感慨深かった。

船乗りって、一度乗った船をけっこう忘れないものなんですよ。


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6時40分、大阪湾の水先人さん乗船。

ここまで来れば、ほっと一安心です。


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9時24分、神戸空港の沖の検疫錨地に錨を打って停泊。

神戸港観光船のコンチェルト号が、ゆっくりと走っています。

その後、船舶代理店の人が乗り込んできて、入港手続きを行う。


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昨日までの漂流状態だと、いつ他の船と近づいてしまうのかわからず落ち着きませんでしたが、アンカーを打ってしまえば、その心配もなくなり枕を高くして眠ることができます。

明日は、3時に錨を上げて岡山に向かうので、早めに寝ます。