燃料補給のため、ペルーのカヤオ港に立ち寄りましたが、珍しく雨が降っています。
ペルーは、雨が少ないので、ナスカの地上絵も、描かれてから1,500年も経つのに、消えません。
以前入ったマタラニというところでは、嘘かマコトか100年雨が降っていないとの事。
調べてみると、6月の月間降雨量は、東京の165㎜に対して、たったの6㎜!
錨を打つ場所の水深が、42mとやや深いので、慎重にアプローチ。
「どこも空いてないなー」と思っていたら、ちょうど燃料補給が終わって出港する船があったので、無線で連絡を取りあって無難にすれ違いして、その船がいた場所に錨を打つ。
スーパーで、駐車場を探すのと、基本的には同じです。
車にも、相互に話し合える無線があればいいのに(笑)。
前回の船舶検査から、10か月も経っているので、多分検査があるだろうと皆で待ち構えていたのですが、まず来たのは食料でした。
太平洋横断、一か月分の食料を積み込みます。
後ろの緑のケースは、ビール、手前はワインやポテトチップ、クッキーなどのお菓子。
皆で、この山を眺めて、これから続く、一か月ののんびりとした航海に期待を膨らませます。
たまに大きいのが来ますが、ほとんどは1,000トンクラスが多い中、かなりの大型。
バージ(はしけ)と言うより、立派なタンカーです。
左下から来て、真ん中でアンカーし、左上に出ていきます。
税関や代理店、港湾局などによる出港手続きが行われ、無事に出港許可をもらい「野郎ども錨を上げろー」(本当はこんな風には言わないけど、一応雰囲気で(笑))。
23時18分、錨を上げ、船をぐるっと90度回し、日本に向けて発進!
これから一か月は、のんびりとした航海の日々です。