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5月27日23時59分までに出港して、水先案内人を下すことができないと、最悪次の航海がキャンセルになって、会社に多大な損失を与える可能性があるとプレッシャーがかかる中、なんとか22時に揚げ荷が終了して、23時20分出港。


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水先人さんが下りたのは、なんと約束の4分前、23時55分!

我ながら、ギリギリだったんだなぁ、とあきれるやら感心するやら。


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なんとか間に合って、ほっと一安心。

次の港の入港準備などで、けっこうバタバタしている中にも、余裕があります。


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次の港、チリのカレータコローソまでは3日半の道のり。

乗組員は、貨物艙の掃除に追われる。


しかし、カレータコローソ到着5時間前になって、入港手続きは隣の港アントファガスタで行うと、現地代理店からメールが来ました。

急に言われても、電子海図の準備ができていないのです。

紙海図の頃は、目的地の港以外にも広めに取って置いたり、それでも足りなければ水先人に持ってきてもらったりしてましたが、今は電子海図なのでアクティベートしてもらうためのライセンスキーが必要なのです。


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日本は、夜中の2時だったのですが、海務部の担当者に電話をして、すぐにアクティベートしてもらうようお願いしました。

こういう緊急事態があるので、海務監督さんは大変です。

迅速に対応してもらい、何とかアントファガスタ港に錨を打って停泊させることができました。


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ここを訪れるのは、三等航海士時代の世界2周途中以来12年ぶり。

マクドナルドの看板が船から見えて、みんなでテンションが上がりました。



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仕掛けた網を上げる操舵手くん。


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チリではカニが沢山取れます。

もっと南に下ると、見るからにおいしそうなのがとれますが、ここのはずんぐりむっくり。


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釣ったあじの刺身と一緒に出たのですが、味噌がぎっしりと詰まっていておいしかったです。

日本酒を甲羅に入れて、甲羅酒を楽しみました。

船乗り最高!