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サラベリー港の電子海図です。

太平洋に面しているのに、防波堤は真ん中の短いやつだけ。


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こんな感じで2本の桟橋の両側に船が着桟しています。


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海況がだんだん悪くなり、うねりが港内に入ってくるようになりました。

朝食後の散歩をしていると、隣の船のロープが「どんっ」という大きな音と共に、まさに切れた瞬間でした。

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本船では、入港前に準備した擦れ当てをあて、さらに入港時なるべく遠いところからロープを取り、それらを均等に張ることを指示、そしてグリスを塗ってなんとかしのぎました。

日本海航路を3年半やっている間に、色々と勉強させてもらいました。


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うねりで常に船が動くので、造船所で外板をきれいに塗装して、一か月ちょっとでペンキが剥げてしまった。

悲しいけど、パナマ運河を通って、両方がちゃがちゃに剥がれるよりはましか(海務監督さんが「悲惨」と言っていました)。


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ここペルーで揚げ荷を終わった後は、チリに行って銅鉱石を積む予定ですが、そこも太平洋に面していて、なんと防波堤が無いそうです。

心配になって、グーグルマップで現地の様子を見たり、天候を調べたり、現地の代理店に問い合わせたりして準備。


さらに27日の23時59分までに、出港して水先人が下りないと、次の航海そのものがキャンセルになる可能性があると会社から言ってきているのに、揚げ荷の終了予定が27日の22時から23時との見通し。

終了後に、揚げ荷量の検査や、出港手続きがあるので非常に微妙な感じになってきた。


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しかし、なるようにしかならん、と割り切って、次の港の近くにある飲み屋などを探していました。

桟橋の根元に「フィッシュ&チップス」と書いた店、さらに町に行くバス停があったので、期待大(笑)。