入港前、何気なく世界地図を見ると、港の近くに「チャンチャン遺跡」という世界遺産のマークがついている場所がありました。
沖で錨を打って待機している時に、ネットで調べると「チャンチャンとは輝ける太陽を意味し、850年から1470年まで栄えたチムー文明の首都で、南米最大の遺跡」と書いてあるので興味をそそられ、代理店に車を手配してもらい出かけてきました。
広さが25キロ平米あるとかで、とても広いですが、残されている所はわずかです。
遠くに何か城壁のようなものが見えてきた。
砂で作られているために、雨が降ると浸食されつつあり、世界危機遺産となっているそうです。
保存するものによって、模様を変えていたらしいです。
砂漠地方独特の暑さを和らげる目的で、建物の壁はこのようにメッシュになっています。
元々の高さは3mほどあったとのこと。
この年代では、かなり高い加工技術を持っていたそうです。
久々の強烈な異文化体験で、頭がくらくらするほど興奮しました。
そのあと海岸に行き「トトラ」と言われる、この地方独特の葦で出来た小舟を見学。
波受けがいいように、オモテがとがって反りあがっています。
サラベリーに戻って、海岸に上がっている木造船を子細に眺める。
人が知恵を振り絞って、木を加工した木造船というのは、世界中どこに行っても興味深い。
その後、近くのシーフードレストランに行き「2品」と書かれたものを頼み、ビールのつまみにしようとしたのですが、右側に乗っているピーマンのようなものを一口で食べてびっくり。
なんと、巨大な唐辛子だったのです。
ビールをがぶ飲みしたり、ピラフを食べたりしたが、しばらく口の中が辛くて参りました。
魚のマリネも、あまりおいしくなかった。