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大阪湾に入ったのですが、我々の先を行く数隻の船と管制官の間で「霧で視界が悪く、仮に錨を打って晴れるのを待つ」という無線通信が聞こえてきました。

もし我々も待つ事になると、造船所でのスケジュールがタイトなので、大変忙しくなります。


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「困ったなー」と思っていたら、小1時間もしないうちに「霧が晴れたので、このまま行きます」と聞こえてきてホッと安心。

暗くなる前の17時40分、造船所の近くに到着、錨を打って停泊。

のんびりと晩酌を楽しみますが、翌朝は5時半移動開始と早いので、ほどほどで切り上げる。


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翌朝5時25分、操船を指揮するドックマスターが乗り込み、錨を上げいよいよドッキング作業の開始。

島の端っこに何かある、と思って双眼鏡で覗くと...、


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崩れた桟橋がありました。

ドックの人によると、戦前からある油を揚げる桟橋だったそうです。

錆びて倒れたタンクが「萌え~」。

反対側にはコンクリート造りの、大きなタンクもありました。


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造船所の人たちが、9名乗り込んでワイヤーを取ったり外したりします。

毎週のようにやっているので、手際がものすごくいい。


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なんと、この造船所には4年間で3回も来ています。

前回は、半年前ですが、ここで下船だったのでとてもウキウキしていたことを思い出します。


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慎重にドックに入っていきます。


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蓋(ドックゲート)を移動中。


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3時間弱で水が抜かれたので、船底の点検に降りて行きました。

当たり前だけど、自分の船と比べるとでっかいなぁ(笑)。