1

10時から16時までみっちりと引継ぎをして、大体概要がつかめたので夕食を取りに食堂に降りると、なんとお肉ゴロゴロのカレーでした。

ビールを飲むのでご飯は食べず、キャビンに持ち帰り、その後氷結、ウイスキーと飲み進めいい気分となる。

なんだかいつもの調子になってきたぞ。


2

翌朝、デッキを歩いて回って状態を確認。

まだ5年と新しいこともあって、整備状況はいいようだ。

なんとなく安心。


3

こんなに制限されている岸壁に、タグボートなしで着桟させるのは、いくらスラスターがついているからとはいえ、すごい技術だと思う。

しかも、あっという間に着けてしまうので、アンカー一つ打つにもトロトロ慎重な自分には真似できません。


4

翌日、前任船長を含む4名のフィリピン人が下船していきました。


5

お昼は、カツ丼でした。

ちょっと味が濃いけど、なかなか旨い。


6

次の昼には、見事に華の咲いた海老の天ぷら。

尾もきちんと交差させてあり、日本人に習ったことがよく分かる。

ビックリしてコックに聞いたら、日本籍船に乗っていたことがあるそう。

前回は、1からマニュアル作って教えていたので、これだけでも相当業務量が減るし、なにより楽しみだ。


7

3年前から2年前にかけて乗っていた石炭運搬船は、いつもここ衣浦港に石炭を運んでいました。

その時に毎日見かけた、可愛い内航船と再会。

名古屋との間を往復しているのだろうか?


8

荷主さんが訪船されました。

きちんと肩章をつけた服を着て、ブリッジを案内。


9

なんかイルカみたいのがいるなぁ、と思ったらスナメリでした。可愛い。


10

カニクリームコロッケ。

もうここまでくると、笑ってしまう。

楽しく晩酌するが、段々出港の時は迫ってくる。

「航海士が無能で、船を危険な目に合わせないだろうか」などと考えてしまい、益々緊張が高まります。