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当初は3月19日か20日に、鹿島で乗船というスケジュールで、約一週間前の13日に乗船前ブリーフィングが行われることになりました。

今年はお花見ができないのかと思っていたのですが、出社して聞かされたのは、乗船が大幅に伸びて27日になったという事でした。

帰りがけ、芝浦運河をウロウロと散歩してみる。


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モノレールの線路を左に行ったところ、今の東海道線や新幹線の走るJRの線路西側に、


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初めて知ったのですが、昭和43年まで船溜まりがあったのですね。

魚を揚げる「雑魚場(ざこば)」と呼ばれる場所だったそうです。

自分が初めて木造船を購入したのは、昭和57年。

段々と減っていき、ここ1-2年で残っていた船もかなり廃船になってしまいました(涙)。


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電子海図の研修ですが、なんと自分のPCを無線の会社のPCと繋いでオンラインで行われます。

朝9時から夕方17時20分まで、昼食以外かかりっきりでなんとか最終の試験をパスするところまで行きました。

我ながら、すごい集中力、というかこれだけ休んでいたんだから、ちゃんと出来ないほうがダメか(笑)。


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荷物は事前に船具屋さんに宅急便で送ります。

ついでに、スーパーでつまみ等をたんまりと買い込み、段ボール箱に詰めて一緒に送る。

お酒は、前の港ですでに積み込み済みなのだ。

乗船する場所は、桟橋から陸経由で上がることができず、通船ボートを使わないといけないので、事前に全て準備。


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出発の前日が月曜日で、ちょうど桜が満開だったので花見に出かける。

実は日曜日にも行っているので、反省会という名目。

河を通過する緑の清掃船「建河清 第5号」を何気なくググってビックリ、所有者は物流大手日通の子会社、日本海運なんですね。


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新幹線で名古屋まで行き、東海道線で2駅戻って武豊線に乗り換えて半田駅へ。

以前他の船で訪れた際に「ずいぶん古い跨線橋だなー」と思って外から見ていたのですが、中もものすごく古い。

突き当りに「明治43年11月にかけられた跨線橋でJR最古です」と書いてありました。

またまたビックリ。


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税関に立ち寄り、前の岸壁から、衣浦ポートサービスのきれいな通船ボートに乗り込む。


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花曇りのような靄が立ち込めている上、サイロと重なってわかりずらいですが、本船に到着!

これから6ヶ月間、どんなことが待ち受けているのだろうか?

とにかくワクワクします。


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10時過ぎに乗船して、さっそく前任船長から引き継ぎ開始。

これは衛星との通信状態がおかしくなった時、別の衛星に切り替える手順の説明を受けているときの画像。

前に乗船した船と同じ会社なので、特にトラブルになった時の対応や、いまおかしくなっている場所の説明がメインです。


このあとドックで定期修理して積み荷、とまだまだ日本に居るので、ぼちぼちと更新していきます。