平成29年8月11日、鹿児島県の志布志港に入港当日。
宮崎県の都井岬に接近中。
中央に白く見える船は...。
「さんふらわあ」でした。
子供の頃はテレビでCMをやっていて、自分もさんふらわあ8で那智勝浦に行ったことがあります。
ベッドの上にポスターを貼って「大人になったら、こういう大きなものを操縦してみたい」と憧れていた船。
沖縄に行くマルエーフェリー「琉球エキスプレス」も入港中でした。
10時20分の水先人乗船時間を見越して、エンジンを後進にかけるテストをします。
志布志の岸壁は、行き止まりになっていて、少しでも行き過ぎると座礁してしまうので気を遣う。
タグボート「雄翔丸」で10時18分、水先人さん乗船。
もう一隻のタグボートは「志布志」です。
まだまだ岸壁には遠いようですが、ここらへんから、じわりじわりとエンジンを後進にかけて行きます。
6万トンもある物の惰性を、この狭い港内でコントロールするのは、とても難しい。
青い二つの機械で揚げ荷をしますが、その先の岸壁の水深は浅く、そこまで行ってしまうと、船首船底が座礁(T_T)。
ゆっくり少しづつ、しかしスムースに操船される水先人の方で、とても安心していることが出来ました。
最初にロープを取った瞬間が「着岸時間」になります。
8月11日11時15分にパナマのバルボアを出港して、9月11日11時5分に志布志着岸(日付変更線を西に通って1日飛ばしているので、実質30日間)。
無事に太平洋を横断することができて、大きく安堵する瞬間です。
定期的に客船が出入りする港は、やっぱり華がありますね。
予定より早く、3日で揚げ荷を終了させる予定とのこと。
残りは、2航海前に行った、岡山県の玉島で揚げることになっていますが、台風がちょっと心配です。
次回更新ですが、来週、タンカーの廻航を頼まれてしまったので、土曜日の予定です。