ニューオーリンズで積み荷を終え、ミシシッピー川を下ってカリブ海に出ました。
穀物積みで、すっかり埃だらけになった甲板を、セイラー達が海水で洗い流しています。
居住区周りは、錆びないように清水で流します。
全長200メートルの船を洗い流すのに、1日半かかります。
キューバとメキシコの間で、見たことのない高速艇が前を横切りました。
いま、軽く調べてみたのですが、どこの船かわかりません。
パナマに近づくと、雨期だからか定期的に天気が悪くなりました。
こういう日は、デッキでのウォーキングをあきらめて、室内で体操などをして過ごす。
8月7日夜、パナマ運河の大西洋側錨地に最終アプローチ中。
自分が行こうと思っていたところに、コンテナ船が管制の指示を無視して投錨してしまったので、慌てて手前の少し深い所に自分は錨を打つ。
アプローチ中の緊張感に包まれた操舵室が、錨を打つことで途端にくつろいだムードに変わる。
この瞬間がたまらなく好きです。
今までの2航海は、水深の浅い防波堤近くに錨泊していたのですが、少し離れたほうがネットができることを発見!
充実した停泊になりそう。
パナマは、デジタル化していないので、テレビが映ります。
言葉はわからないけど、ニュースなどを見て過ごす。
1日半、防波堤の外の錨地に居たのですが、2日目の朝、管制から防波堤の内側にシフトするように指示が来ました。
水先案内人を乗せずに、自分が操船するのですが、昼間で外の様子がわかり、本船の操縦性能もだいぶ分かってきたので、リラックスして出来ました。
タラップ(ギャングウェイ)を水面まで下ろすように指示。
何をするかと言えば...。
船から飛び込んで泳ぐ(笑)。
その後、船の検査官が来たのですが「ここサメがいるよ」というので、皆で震え上がってしまいました。