博多で全ての荷物を揚げたのち、定期修理、点検のために広島県にある造船所に向かう。
2014年2月20日、造船所修繕岸壁着。
着いた次の日から、造船所で持っているホテルに宿泊。
夜の当直が無いので、とても快適だ。
フェリーに乗って尾道に行ってみました。
瀬戸の花嫁の歌が、ぐるぐる頭の中を回る。
日曜日は「ポニョの冒険」で一躍有名になった鞆の浦に来てみました。
映画の公開前も、結構にぎわっていましたが、益々人が増えたよう。
鞆の浦で食べた、鯛めし定食。
とても上品な味で、おいしかった。
夜は、福山駅前にある「いろはのゐ」という居酒屋へ。
店内は、カープ一色、さすが広島。
お通しが、ブリのしゃぶしゃぶでびっくりした。
はっきりした名前は忘れたんですが、カキを缶の中で焼いた料理。
広島のカキ、うますぎ!
これは、造船所そばの「天狗」という居酒屋で食べた、あこうの刺身と突き出しのカキ。
両方とも、おいしかった。
たっぷり観光して気分転換し、仕事へと戻る。
清水タンク内清掃。
自分たちが飲む水を入れるスペースなので、足にビニール袋を巻いて作業。
ドックに船を引き入れ、ゲートの扉が閉まり、海水が抜かれて、船が干上がる。
この写真は、船底にある、タンクのプラグを外し、中に残っている海水を全て抜いているところ。
外したプラグを元に戻すのを忘れると、海水が船内に入って来るので、外す時も元に戻す時も必ず一等航海士が立ち合う。
大事な仕事が、汚れた船底の清掃。
高圧の水を吹き付けて、汚れを落とす。
塗装が終わったので、記念撮影。
このゲートで、外の海とドックが隔てられている。
ゲートの内側はこんな感じ。
3月2日未明、ドック内注水開始。
5時35分、船体浮上確認。
8時10分、ドックゲートオープン。
8時25分、ゆっくりとタグボートに引きだされ出渠。
10日間のゆったりした時間を満喫したが、再び航海の始まりだ。
燃料を補給し、全ての機器が正常に動くことを確認したら、次の目的地、オーストラリアのダリンプルベイに向けて出港!