1

鹿島から千葉へ移動。
二日ほどのんびり錨を打って停泊したのち、2014年2月4日千葉共同サイロへ着桟。
タグボート「大成丸」「あさひ」「おおとり」の3隻に押してもらう。

2

「この冬一番の寒さ」とラジオで言っていたのだが、カムチャッカ、オホーツクを通ってきた身にはそれ程寒さを感じなかった。
ほんと船乗りは、季節感の無くなる商売だ。
家に帰り、久々の日本食。
近所の寿司屋から出前を取り晩酌する。
のんびり風呂に入れるのも嬉しい。

3

二日ほど千葉に停泊し、次は川崎。
東京湾水先案内人とキャプテン。
手前に居るのが、三等航海士。
三等航海士の影に、舵を握る操舵手がいる。

4

川崎つばさ橋をくぐる。

5

川崎入港時は「たちばな」「安房丸」日本初のハイブリットタグボート「つばさ」に押してもらいました。

6

これは、ロープを繰り出す甲板上の様子。
太さ65mmの極太ロープで、水面まで10m位あるので、慎重に降ろします。
船首配置の場合、錨に引っかかることもあるので、それを見越して作業を冷静に指揮し、全体を把握するキャプテンに伝えるのが一等航海士の仕事。

7

陸上のロープをかける所までは、綱取りボートで引っ張っていく。
ボートが無い場合は、重りの付いた細いロープを投げ、それにメインのロープを繋ぎ陸上に送る。
陸上のロープを引くタイミングに合わせて、船上から繰り出していく。

8

関西圏では、未だによく使われているが、東京湾では珍しくなりつつある「はしけ」。
今回は、ブルドーザーを持って来ていました。

9

この奥に1926年、日本で初めてできた港湾サイロがある。
いわゆる産業遺産。
調べてみたら、このような歴史があるそうな。

http://www.city.kawasaki.jp/miryoku/category/67-1-4-1-3-7-0-0-0-0.html

夜は、荷役が無いので、ここでも家に帰れました。
ずーと家族と離れて暮らさなければならない船乗りにとって、なにより貴重な時間です。