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2006年10月16日、苫小牧での揚げ荷を終了し夕方出港。

キャビンに戻り、夕陽を見ながら吉田拓郎の「落陽」を聞く。


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吉田拓郎の歌に出てたのは仙台行きフェリーだったが、私が乗った貨物船は一つ手前の石巻へ。

10月17日石巻中島岸壁到着。


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家内が訪船してくれたので、石巻で行列の出来ていた寿司や「すし哲」に行く。

5か月ぶりの日本食は、格別の味でした。


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観光船より松島を望む。

つい船に乗ってしまう(笑)


水に濡れたらいけない貨物なので、雨が降ると荷役が中止となる。

荷役中何度か雨が降ったので、結局10日間停泊して、10月27日出港。

その間、何度か上陸して、つまみやお酒を購入。


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10月30日朝、材木がたくさん置いてあるので木の香りのする岩国の公共岸壁に到着。

昼は「お多福」という名前のお好み焼き屋で定食を食べ、スーパーで肉25Kg、駅前の八百屋で野菜購入。

 
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岩国に2日間停泊してすべての荷物を揚げたのち、11月1日出港。

貨物倉を洗うために、宮崎県のはるか沖にて船を漂流させる。

メールが届かないくらい陸から離れているので、暇である。

釣りをしたらイカが釣れたので、久々に天ぷらにして食べる。うまい。


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散髪してもらう二等航海士。

20人の乗組員がいると、一人くらいは器用に髪を切れる人間がいる。


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11月6日、次の貨物、ギリシャ向けの、鉄のコイルを積むために水島へ向かう。


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水島で積荷中。

1個30トンもあるコイル。


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沖で停泊する船の脇にいる小さな船は、日本で最後の沖売り(海上コンビニ)。


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積み荷の状態を点検中。止めている鉄のバンドが切れたりしたら大変なので、一個一個丁寧に点検する。


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11月10日積荷終了、出港は翌朝6時30分。

雨の瀬戸内海を行く。

しばらく日本ともお別れだ。