2010年新造船乗船後、北米、南米、欧州、アフリカなどをふらふらと14か月も航海し、2011年3月日本に帰ってきました。
大震災の時には、南米コロンビアの川に錨を打って止まっていましたが、津波の余波で20cmほどの海面上昇を観測したにとどまりました。
2011年7月、再び新造船に乗船、オーストラリア、アメリカ、フィリピン、中国などを航海し、6月に休暇下船、今は毎日好きなことをして過ごしています。
すっかり更新をさぼっていましたが、「船乗り」のブログなので、これからはマメに過去にした航海をアップしていこうと思っています。
まずは、外航船に乗船して最初の航海「西回り世界一周」。
日本-韓国-シンガポール-サウジアラビア-スエズ運河-オランダ-デンマーク-ノルウェイ-デンマーク-ロシア-アメリカ-パナマ運河-日本、と世界をぐるっと一回りしました。
2006年から2007年にかけて乗船した貨物船、全長177m、幅32.26m、総トン数20,212トン
鉄パイプを積み、おとなりの海南港へ。
画像は、自分のキャビンからの海南港の眺め。
4月下旬の気候のいい時で、毎日上陸してとてものどかだった。
川崎に移動してさらに積荷、非番の時は家に帰ったりしていました。
横浜港をバックに海の男お決まりポーズ(苦笑)
いったい何に使うのだろうか?
半日で8枚くらいしか積めない。
また、貨物の移動防止に、木を組んで隙間を埋める作業にも時間がかかる。
5月10日君津に移動、ここでは鉄のコイル、鉄の棒を巻いた物などを積荷。
木更津の街で一杯やる。
コックはフィリピン人なので、しばらく日本食ともお別れだ。
5月17日、故郷の東京湾を出て、いよいよ世界の海へ!
雨に煙る街の夜景が美しい。
3輪バイクに乗ったおじさんが、駅前のロータリーをグルグルといつまでも回っていた。
積荷は、大きな木箱に入った一般貨物。
5月20日夜、韓国マサン出港直前、食料をみんなで積み込んでいたら花火が上がる。
デッキでみんなで大はしゃぎする。
5月22日、同じ韓国のKwangyang港へ。
清潔できれいな港だった
さらにスチールコイルを積む。
5月24日出港。
海上保安庁の船が警備していました。
頼もしい。
遅くまで飲んでた連中が、踊りだす。
南に下ってきて暖かくなり気分がいいので、一番てっぺんのコンパスデッキで
ビールを飲む。
サイコー。