無人レジ、普及してきていますね。もはや有人レジが無い店も多くなっていますね。
先日とある100円ショップで。
3人の子どもたちはおもちゃを選んで。自分は弁当の箸を買う。
休日の夕方ということもあり、無人レジには長蛇の列。10分ほど並んで漸くレジの前に。
店員『3番レジ空きましたのでどうぞ~1番レジ空きましたのどうぞ~』
機械的な音声が周囲に鳴り響く。
自分の目の前には、車椅子のおじいちゃん一人。
レジの前に行くのにも大変そう。
タッチパネルに届きそうで、届かない。
正直、店員手伝うだろう、と思っていた。
店員『3番レジ空きましたのでどうぞ~1番レジ空きましたのどうぞ~』
コイツ声だけじゃなくて心まで機械になってやがる。
この光景を目の前にして手伝わない奴やべーだろ、と体が反応し、
僕は、おじいちゃんが買った除菌シート4つ。
レジをして、現金を入れて、袋に詰めて、車椅子に置く。
ふと後ろを振り返ると子どもたちが待っていた。
『またレジ最初から並ばなあかんげや』と言われるかなと思った。
子どもたちはそんなことを言わず、そっとレジの最後尾についてきて、何か悟った顔をしていた。
店員『3番レジ空きましたのでどうぞ~1番レジ空きましたのどうぞ~』
相変わらず機械人間の声が鳴り響く店内。
便利になっている反面、本当に行き届いているサービスなのか。
そのサービスによってがっかりするお客様もいるのではないか。
新しいサービスを用いる場合は、様々なパターンで検証して、ユーザーの意見を重視して、
常に寄り添う姿勢を求める企業でありたいものです。