①うまくいったこと
・とにかくマラソン中はお腹が空くと聞いていたので、ジェル4本ポーチにパンパンに詰め、
全エイド飯も堪能したので、空腹状態で走るといった感覚は無かった。

・トイレ休憩無しで完走
レース前の執拗なトイレ連打もあり、走っている最中にトイレやストレッチ等で立ち止まることは無かった。

・レース中、同じシューズの人がいないかのチェックや、どのブランドのシューズが人気があるのか、
自分なりのデータを出せたこと。


②うまくいかなかったこと
・高橋尚子みたいにサングラス投げ捨ててラストスパートしたくて
あばら骨に貼ってある湿布3枚を剥がしてラストスパートしようと思ったら、
いつの間にか剥がれていて、Tシャツにまとわりついて剥がし方がダサかったこと。

・意外と唇が乾く。
もともと乾きやすいタイプでリップが必需品なのだが、走る時に持っておらず、唇の乾きが気になった。

・足の小指の巻き爪が巻き巻きで内出血。
爪は切っていたので生まれつきの巻き爪という仕方のない部分。


③やるべきこと
・まずは休む。
・写真を見返してみんなの笑顔で幸せな気分に浸る。


④きづいたこと(アイデアも含む)
・『さわやか』があるエイドは神。最早さわやかの文字があざやかに輝いている感覚。

・マラソンは土地勘と目印が大事
足羽川ハーフマラソンの時は、土地勘もなく『どこまで走るんじゃこれ』で走るより
桜マラソンのように『丸岡城』『O川家』『UN』『あの花みたいな橋』『武道館』『9.98スタジアムの照明』と視界に入る目印があることで、気力が湧く。

・道路の融雪やセンターラインに向かって足を出すと真っ直ぐ走れて、何だかバランス良く走れている気分になる。

・9.98スタジアムで福井ゆかりのアスリートからの応援メッセージ
ソフバン栗原選手やオリンピック大迫選手などがいる中で、バレー清水選手のみ写真を撮る。
丁度同時刻にVリーグ優勝決定戦があり、同じ空の下、違うフィールドで戦っているんだと自分を鼓舞する(なにさま)

・丁度半分のUN ゴール地点の駅前
誰かが待ってくれているということ、ふと現れる友達や会社の方の声掛けがあること、
この2つはこれ以上に無い活力。

・福井に生まれ福井で育って
あーここの道、前の会社行くとき毎日通ってたなーあの時は憂鬱な気持ちで毎日運転してたなー
あーこの間このレールの上に乗って東京行ったなーこのレールの先は東京の友達に繋がってるんだなー
あー丸岡城の下の公園や9.98スタジアムの国体開会式で三国節踊ったなー
あーこんなところに今年の三国祭のポスターあるなー何度か作り直してもらったなー
あーここのスシローで友達と大食い対決して26皿食ったなー引き分けで終わろうって言ったのに、店員来る直前に高速で一皿追加されて負けたなー
あー県営球場で父さんと何度もプロ野球見たなーイチローや新庄、僕の礎が形成された場所だなー
あー県営体育館新しくなる前に南越中と鯖江中に負けたなー負けた相手と今ではキャンプとか毎年行って不思議なもんだなー
あー昔この辺に映画館あって母さんとドラえもん見に行ったなーあの時母さん寝てたけど、その気持ち今なら分かるなー
あーハイウェーブカフェで友達の結婚式の二次会に行って、ここで妻と出会い、ここから始まったんだなー
あーこの間ここの室内施設で長男次男と卓球したなー長女も大きくなったらついてきてくれるかなー
あーあん時東京から福井へ帰るという決断は間違っていなかったんだなー





日常は車で走っている道も駆け抜けることで得られる非日常、やっぱり福井が好き。
一人で走ってるんだけど、思い返せば僕は周りに支えられて生きてきたことを痛感し、込み上げてくる何か。
完走というゴールは、自分の想い出のためから、いつのまにか練習に付き合ってくれた方や日々支えてくれる方への恩返しのため。


僕はそんなことを考えた。