大学病院から電話が- | キノコbpのブログ

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去年、心筋梗塞で御世話になった大学病院。
退院してからも通院を続けていたのですけれど、
本当は退院したら他の病院に移るのが決まりなのだそうです。
そこの処を頑張って、
あそこは嫌です。そっちも駄目。難病で通っている主人と一緒に来ます。
なんてね、
転院をしたくないと、逃げ回って居たのに、規則は規則…ですね。
ある日思い詰めた主治医の一言、
「僕が金曜日の午後だけ手伝っているクリニックが有りますので、そこにしますか?」って…
早く其れを言って下されば良いのに~

と言う事で、初めて行ったクリニックに仰天。
大きなマンションの広い一室?、でしょうか。
看板が有るので、躊躇わずに入って、奥の階段を二階に上がります。
通路があっちこっちで??迷路?

4~5軒先で何かやってた男性に尋ねました。
「此処です」と言われて(え?)(嘘?)
と思いながらも去って行く男性に頭を下げて
「ありがとうございます」と言いました。
(ちょっと!)と呼び止めたいのを我慢して、
鉄の扉の前に~。
何なの、これ、
灰色の扉にA4位の大きさの(セコム)と派手に書かれた紙が3枚コの字型に貼って有ります。
その中に小さく~⭕⭕クリニック…と書いた紙がペタンと貼られて~。戸惑う私。
この歳に成るまでね、こんなお医者様の入り口なんて、見たことが有りません。
(大丈夫なのかな?、)(なんかの巣窟見たい)

だって、セコムばっかり3枚も貼って…商売の看板が小さく1枚だけですよ、
不安に思いながら扉を開くと、長い通路、で奥の扉の隙間から漏れている灯り 。
ミステリー気分が高まります。
すみませーん、と言いながら扉の前に~。
扉を開けると、白い寝台~
向こうの部屋が広くなっていて、待合室ですか?
もう一度スミマセンと言いながらそちらの方に行ったら、右側に受け付けがあって、
主治医の名前を告げたら、笑顔でうなずく女性。

何人か後に呼ばれて、
懐かしい先生に逢いました。
診察中にひと言~
「此処って?先生の隠れ家見たいですね」
と言ったら、看護婦さんが目を見開きました。
先生は黙っています。
直ぐに、「だって、大学病院は大きいでしょ」
と誤魔化した私。
失礼なことを言いました。
このクリニックの院長先生が聞かれたら、追い出されてしまいます。隠れ家なんて!、
思った儘を言ったにしてもですね。

診察が終わって待合室に座ると、手元の雑誌を読み始めました。
左側の硝子扉が開いて、何人かの人が消えます。
其れでも気がつかない私~。
今度は硝子扉から親子連れが入って来て、受け付けに診察券を出しています。
(え?)
若しかして、こちらの硝子扉が~。
正面の出入り口だったの?

そんなこんなで…

お勘定を済まして、硝子扉から出ました。
立派な看板が有ります。
私は裏口から入って来てたのですね。
主人が待つ駐車場に~違う階段で向かいました。


今は懐かしい大学病院から、
「お変わりは有りませんか」.って。電話が来たのです。
追い出した癖にね。
「その後の様子を知りたいので、若し宜しかったら、血液検査をさせて頂きたいので」ですって、
見棄てられてた訳では無かったのですね。

有難う御座います、伺わせて頂きます。って言いました。…跳び上がる気持ちで…。
こんなオバアサンなんて、どうでも良いのに、
有難いお話です。
と言う事で行って来ました。
見る人も居ないのにおしゃれをして、ね。