いつも仕事を助けて貰っている鉄骨屋さんのご主人が亡くなりました。
息子さんからの知らせで、主人とお通夜に行く事に決め、午後3時頃に出発。
西多摩郡日の出町にある葬儀場です。
あのね、
食べることを言う場合では有りません。
でも、ですね。
よくお通夜に参列した後に、お清め?のお寿司とか出ますでしょ。
娘に、お寿司食べて、お喋りをして来るから、夕食は要りません。
と言って、出掛けました。
高速を降りる手前のサービスエリアで、黒服に着替えて走ります。
日の出町と言ったら、ロン・やす、の日の出山荘が
ある所だよ。
と主人が言います。
中曽根康弘さんの山荘に米国大統領のドナルドレーガンさんが招かれて、日米首脳会談を行った場所です。
其処から生まれた「ロン・やす」 の友情を示す言葉。
どんなところかな?と少し好奇心。
でもね。
行ってビックリ…
何でしょう、この山深さ、って~、
山奥に迷い込んだ感じですね。
途中日の出町の町なかに入りました。
日の出山荘と書いた看板を通り過ぎて向かった葬祭場、のそれから、
山の中を切り開いた道を走りますが。人家が有りません。別荘地のようなものも、見えません。
暗い街道を時々対向車が行き過ぎます。
両側が山の中で、時折何かの施設か、資材置き場のようなものが有るだけで、聞く人もいません。
と言うか~、誰ひとり歩いていませんしね。
自転車の人も居ない山の中の道です。
やっと尋ね当てたのが一時間前、
見下ろす葬祭場は人の姿もなくて…、
「少しその辺を走って、日の出山荘を探して見る?」
と言う主人に同意しました。案内図を見ると少し先に峠が有ります。
そちらに向かって走って、
兎に角走っていたら数える程のポチポチの人家の前に、
「日の出山荘「の大きくない看板が、
「え~え~っ?」 って感じです。
目の前は深い山、
「行って見る?」 と言う主人に~「行こ、」と言って、山の上がり口を車でちょっと行ったら、縄が張ってあって、通行禁止。
コレ何ですかね。
検索をして見ました。
中曽根さんは山荘を日の出町に寄付して、
お茶などが飲める記念館になっているような~、
迚も広いお屋敷を想像していましたら、
何だか、山深い姑の生まれた茅葺きの家より狭そうな写真です。
家の大きい小さいはどうでも良いのですが、
こんな大木が茂る山の中に人家があるとは思えません。
「多分こちらは裏道で、正面は反対側にあるのね
」、と言って、葬儀場に行く道を戻って、
山の中で迷子になりながら、遅れて到着。
温和しくて優しかった遺影が飾られて、
両手を合わせました。
明日のお葬式には来られませんので、
と言って、献花をお願いして戻ります。
お寿司は駄目でした。
あんな真っ暗な山の中は車ではないと行けません。
ビールだなんて出したらどうなるか、
でしょうね、
レストランもないような場所です。
中央道を降りてから、お食事をして帰りました。