アメリカ国家による国民監視の実態を内部告発し、世界を震撼させたエドワードスノーデン氏が、亡命先のロシアからネット回線を使い、東京大学本郷キャンパスで行われたシンポジュウム、「監視の今を考える」に出席した。 個人情報の大量収集が市民社会に齎す影響や、近年の日本政府による情報コントロールの危険性に付いて鋭く語った。 冒頭で生い立ちを聞かれ、父も祖父も軍や政府で働いて居たので国家に貢献するのは当たり前。と思って育ち、 アメリカの2大情報機関CIAとNSA「国家安全保障局」の職員となって~、 「市民の全ての通信を傍受し、監視するNSAの実態を知って、国民の総意で成り立つ筈のアメリカが国民をスパイするのに疑問を持ったのが始まりだった」と。 日本社会の現状を聞かれて同氏は、特定秘密保護法以降、安倍政権の静かな圧力、インセンティブ(見返り)を伴う圧力がメディアに掛り、危機的な状況では?、 視聴率の良いニュース番組のアンカーマンが降板させられている」と指摘した上で、「ジャーナリズムの役割は政府の良い点悪い点を評価し、いつ権力の乱用が有ったか、国民に知らせる事にあって、それが無ければ民主主義の議論は成熟しない。と言われたそうです。 日本のメディアのだらしなさ、恥ずかしいですね。