私の体験した怪談話…。 昔、伊豆の温泉宿に娘夫婦と出掛けました。夕食後私と主人は玄関の真上の部屋で、娘夫婦は隣室に～寝る時ｺﾀﾂを端に寄せ、私は右(ｺﾀﾂ側)、主人は左側です。良く眠って居た私。ﾌﾄ気がつくと主人が私の腕を握って居ます。と思った時愕然としました。主人は左側…握るのなら左手の筈です。右側はｺﾀﾂ…(ﾅﾆ？)と思って目を開けた途端に身体中が膠着状態に～横になった女性が私の腕を持ち目を開けて私を見てます。身体が凍りついた見たいに恐ろしく、…声が出ません。手は握られた儘、女性は腕がﾊﾀﾞｶ(裸)の樣で…ふっくらとした感じ、怖さでどれ位経ったのか?…と、隣室でお婿さんの声が…(うぅﾝ)って聞こえ、途端に握られた手が離れ…自由に動きます。大急ぎで主人の手を引っ張り抓りまくりますが起きません。…やっと起きた主人は半信半疑です…。ようやく落ち着いて私は温泉に～湯船に浸かって両手をさすって吃驚…左手が痣だらけです。主人の手を抓った積りで自分の手を…。あとから気付いた事！私達の部屋のﾏﾝ前。土手の上に苔むした何基かのお墓、その宿は今でも有ります。体験者は他にも居ると思いますけど…