アイドル好き、アニメ好きのスコッツマンです。

昨日は望月麻衣先生のサイン会の後、渋谷ヒカリエの最上階にある東急シアターオーブでミュージカル『マイ・フェア・レディ』を観劇に行ってまいりました。


ポスターや掲示

イライザには宝塚宙組のトップスターだった朝夏まなとさん(お綺麗でカッコよくって歌が上手くて)

ヒギンズ教授には芸達者な寺脇康文さん


「踊り明かそう」を始めとする、数々の聞き覚えのある楽曲に癒されました。

厳然たる階級社会のイギリス。
上流階級出身の驚く程に自覚のない傲慢さを持つ学者先生が最下層に近い階級に属する蓮っ葉な花売り娘を自分の(話す言葉によって人は変わるという)学説を立証する為に貴婦人(フェアレディ)に仕立て上げようとするロマンチックコメディ。

花売り娘のしたたかな父親が、貧しくとも自由な暮らしを、金はあるが不自由な暮らしに変えられてしまったりと紆余曲折は有りますが、最終的にはコックニーと言われる下町言葉から上流階級が話す言葉に変わると共に生き方も自立したものに変わるというお伽話です。

ヒギンズ教授の相方になるピッカリング大佐を演じる相島一之さんを始め、周囲を上手い役者さんが固めていて、またダンスシーンの群舞もシャープなキレがあり最高でした。

階級差から、ぶつかり合う2人がいつの間にか愛し合う関係に変わるという西洋の夢物語。

現代からすると、色々引っかかる所は相当有りますが、純粋にミュージカルとして楽しめる作品でした。