昨日は、なんともすっきりしない天気だった。

雨が降ったり止んだり。心なしか肌寒い空気。一雨事に、秋の気配。


AM10:00、午前中のお茶タイム。いつも通り娘を抱っこして母屋へ向かう。

本当に数歩で着いてしまう母屋だけど、それでも傘を差さないと濡れてしまう位の雨。あたしは愛用しているピンクの傘を広げる。

娘はこのピンクの傘がお気に入り。差した途端、自分の周りが一気にピンク色に染まったように見えるのが、楽しいらしい。傘の下であたしに抱かれながら、キャッキャッ♪と、はしゃいでいる。こんな時、

♪♪雨々降れ降れ母さんが~、蛇の目でお迎え嬉しいな~。ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷランランラン♪♪

を口ずさんでしまうあたし。雨の日も、まんざら悪くないか♪


あっと言う間に、母屋に到着。


扉を開けると、中から甘い香りが、あたし達を包む。


ばあば:『今、小豆を煮てるんだよ。明日使うあんこ作っとかなくちゃ。』


大きなお鍋にたくさんの小豆を入れ、ことことことこと、やわらかくなるまで。

時折しゃもじでかき混ぜながら、ばあばは大きなお鍋と格闘していた。


(そうか、明日は、お中日。

義理姉さん達も帰ってくるし、また皆でおはぎをつくるんだな。なんだか、一年経つのは早いな~・・・。)


うちでは、以前からお伝えの通り、行事時はたいてい義理姉×2人&その家族がやってくる。もちろんお彼岸の時も。そして、ばあばが作ったあんこで皆でおはぎを作り、それを皆で食べたり、近所に配ったり、お土産に持って帰ったりしている。



ばあば:『今日はあんこ、作ってみるかい?』


(・・・昨日の今日だ。また、どうせ見てるだけなんじゃないの~・・(;一_一)?)

*詳しくは9/20付『赤飯作りに・・ 』をご覧ください♪


疑心暗鬼になっているあたしをよそに、

ばあば:『じゃ、この小豆が煮詰まって、粗熱取れるのは午後だから、午後のお茶終わったら作ろう!』


あたしの返答はどこへやら。午後のあんこ作りは決定していた―。


―そして、午後。お茶を終えて、時刻は夕方4時を少し回ったところ・・・。


大鍋に入っていた小豆は、ほどよくやわらかくなり、あんこの基礎らしく、少しどろっとしていた。よくここまで煮詰めたな・・と感心するあたし。


ばあば:『じゃ、始めようか。』


手際よく、準備をするばあば。


ばあばのあんこ作りは、そうだな・・例えるなら砂金でもひろうかのような方法ってところだろうか。


まず最初は・・・

粗熱を取った小豆をお玉2杯位、すり鉢へ。そして力強くする。


すり終わった小豆を網の目の細かいザルへ入れる。

そして、そのザルを大きなバケツに水を張った所に漬けて、ゆらゆら揺らす。


そうすると、小豆の皮だけがザルに残り、あんこがバケツの下に沈む。


ざるに残った小豆の皮は、よく手で絞って水気を切り、別のボールへとっておく。


・・この作業を繰り返し、一度目は終了。次は残しておいた小豆の皮。


残った小豆の皮は、一度では捨てない。

その小豆の皮を、またすり鉢でよくすり、ゆらゆら。絞ってから、またボールへ。


ただの皮だと思っていても、まだまだ手をかけると、あんこが採れるのだ。


皮になった小豆は、こうしてすり鉢の上を3度通る事になる。


最後の方は、本当にちょっぴりのあんこしか採れないけど。それでもばあばは最後の最後まで、一所懸命、汗を流しながらすり鉢をすっていた。


そして、あたしと言えば・・・。


今回は少しは役にたったかも(笑)。


まず、ばあばのすっているすり鉢を押さえる役目。なんだ、そんな事・・と思うかもしれないが、力一杯すっているすり鉢を押さえるのは、案外力がいる。相手も真剣だから、こっちも負けてはいられない。


そして、すり終わった小豆をゆらゆらして、絞って、皮だけにする作業もしたのだ!

(ちょっと自慢げデス(*^_^*)。)


すり鉢をする作業は、結局最後までやらせてはもらえなかったけど、あたしの仕事だって、重要だもん(^-^)/♪


小豆がすり終わり、今度はバケツに溜まったあんこを、ばあばがさらしで作った布袋に入れて、一気に絞る。この作業が力がいる((>д<))!ばあばと変わりばんこに布袋を絞って、水を出し切る。二人で布袋の中を覗くと、そこには、立派なこしあんが!!!


ふう、やっとできた~(;´▽`A``♪


ようやく全ての工程が終って、時計を見たら、既に5時半だった・・・。



聞くと、ばあばは今までずっと、一人でやっていたらしい。

日中は畑仕事をし、子供達の世話をして、夕飯を作り、皆を風呂に入れ、夕飯の後片付けをした後、お茶を一服。それから、ゆっくり時間をかけて。


そうやって時間をたっぷりかけて、子供や夫、はては近所の人達に配る為に作っている。

きっと、食べた時の皆の嬉しそうな顔を思い浮かべながら。


二人でやっても1時間以上かかる作業。一人でやったら・・・?


ばあばって、すごいな~。


いつか近所の人に、ミキサーを使えばあっと言う間にできるわよ、と、言われた事があったらしい。だけど、ばあばは、あえてミキサーは使わない。ミキサーを使えば、小豆の皮が入ってしまう。そうすると、あんこがざらついてしまうから。それでは『こしあん』ではないから、と。


そう、ばあばは、ことのほかこしあんのおはぎが好き。


ばあば:『やっぱり、こしあんの方がいいだろ?喉越しがいいもん。つぶあんじゃだめだよ。』


いや~、あたしはつぶあんも好きですけどね~(*^▽^*)・・・なんて、言ったらぶっ飛ばされそうだから、あたしはあえて言わないけどね・・(;´▽`A``。


とにかく、ものを作るって事は、大変だ~・・と、しみじみと実感した1日でした。



―そして、本日。

昨日二人で作ったこしあんで、おはぎを作ります♪―


でも、そこにはちょっぴり切ない結末が・・。それはまた、明日。