*こちらは妄想のお話です。

大好きな方々のお名前を借りています。 















O「コレかぁ」


和「あと、コレも…」


スケッチをめくりながら、幾つかの絵を指さして行く


和「時間はかかりますけど…」


O「いいよ、時間はいくらかかっても

楽しみだなぁ」




あれから数年…

智さんの描いた絵を元に刺繍とパッチワークを合わせてタペストリーをたくさん作った。


ボクの作ったタペストリーは

アオイさんが写真を撮って、アオイさんの個展に飾られた。

 

そして、それは写真集になった。


写真集には、ボクの作品と元になっている智さんの絵も紹介されていて

智さんの人気は更に上がった。


作者の紹介欄には、ボクたちがパートナーである事も書かれてた。


最初書く事を迷っていたけれど

写真集を出す際に力添えしてくれた城島社長にも『今は隠す必要はないだろう』って


ボクたちの周りの人は、皆応援してくれていて

何かあっても大丈夫って…



実際、少し騒がれはしたけれど

それは仕方がない事って思えたし

応援するよって声も多かったから…


ボクたちは幸せだなって

智さんと2人、よく話している。




ボクの家はビルに建て替えて

1階にリフォームのお店

2階にボクの仕事場

そして3階に母、4階にボクと智さんが住んでいる。

地下にはダンスレッスンが出来る場所もある。


姉ちゃんは結婚して近所に住んでいる。


建て替えの時に、姉ちゃんはどうするって話しになった時

『結婚するから私の部屋はいいわ』って


遊びに来れるよう母の住む階に部屋を用意した。


そして和はどうするの?って流れで

智さんが一緒に住むことになったんだ。

ビルの建て替え資金も一部出してくれて

その代わりにダンスの練習場所を作った。



智さんが絵を描いたりをするのが

ボクの仕事場隣のコーナーだから


今でも、気に入ったらそれを刺繍したりしてるんだ。

それは衣装だったり、タペストリーだったり、小物になったり、色々ね



ウチに来ていたお客さんのお直しした洋服にちょこっと刺繍していたボクの小さな世界は

いつのまにか大きくなっている。


そしてまだ知らない世界は

きっと智さんと2人で・・ねっ。










〜 終 〜


私の悪い癖で、ダラダラと長くなってしまいました。

そして突然の終わり(苦笑)

頭の中の彼らが「終わり〜」と


次は、まだ迷走中で

しばしお時間いただきます。