*こちらは妄想のお話です。
大好きな方々のお名前を借りています。
そんな興奮は醒めないままに、打ち上げ会場でもっとびっくり
なんと智さんが
「どうしても観たくて来ちゃった」って
「へっ?」
来ちゃった?
ニューヨークから??
この舞台を観に???
でも智さんに
会えて嬉しい。
ただBlueの人にもTKBの人にも
かこまれている智さんは、やはり遠い人に思えた。
そんな智さんを見ながら、会場の端で
裏方さんたちと飲み食い
Blueの人、TKBの人が入り混じって
この舞台の照明がよかったって、話で盛り上がる。
扉1つしかない舞台に入れ替わりに人生を語り交差していく演出。
光の強弱やカラーで気持ちも現すその演出
「ニノもよくやったよ
タイミングも上手く合って」
Blueの照明の池田さんが褒めてくれた
「池さんが褒めるなんて、ニノ喜べ!」
「はい、ありがとうございます」
「ニノくん!凄かったよ。中丸くんも久しぶり」
「智さん」
「へぇ智さんとニノって知り合い?
ニノがTKBに入った時は居なかったでしょ」
「ニノくんは、俺のファン1号なんですよ
で、2号がそこに居る中丸くん」
「へぇそうなのファン1号2号なの?」
「「はい///」」
またまた智さんは囲まれて、ニューヨークの事や、今回の舞台の感想やら聞かれている。
「ニノ、お疲れ。
話には聞いてたけど照明1つであんなに変わるなんてほんと驚きだったよ」
中丸がそっと俺の横に並んだ。
「な、凄いだろ。おれも初めて観た時は驚いたもの、この演出は団長の堂本さん。
本書いて、演じて演出までだもの、ほんと凄いよあの人」
2人で話していたら
「2人とも、元気してたか?」
「智さんこそ、いつこっちに?」
「ん、昨日成田。明後日またあっちに戻るよ」
「ほんとにこの舞台を観に来ただけ…?」
「そっ芝居を気になったけど、ニノくんの仕事ぶりも見たくてね。面白い演出だったね。さすが堂本さん」
「へっ俺の仕事///」
「そうだよ
なかなかよかったよ」
「ありがとうございます///」
「今日はこの後は?」
「明日、片付けて午後には東京に戻りますけど」
「いやどこに泊まるの?」
「皆、駅前の旅館のはずですよ。昔ながらの旅館で和室なんで皆で雑魚寝になるって今朝言ってましたから、あれ智さんは?」
「俺もそこに入れて貰おうっと」
「じゃあ林さんに話して来ましょうか演者さんのまとめやってるんで」
「ニノくんは?」
「俺は裏方チームで大部屋で、中丸と山上さんも一緒で」
「俺もそこに入れてくれよ」
「えっ!」
そう言ってほんとに俺たちの大部屋に智さんは泊まって、次の日の朝、戻っていった。