*こちらは妄想のお話です。

大好きな方々のお名前を借りています。







「いえ、じゃ帰ります。さようなら、また明日。」


って言ってさっさと店を出てしまった。

だってきっと赤い顔をしている。

心臓がドキドキしてるんだから


恥ずかしくて、あのままいて、『送ります』なんて言われたら


俺、変なヤツと思われるよ。


でも…

あんな態度取って、気分悪くしてるよなぁ


ふぅ、疲れたぁ。

家に入り、手を洗い、うがいをして部屋着に着替えたところに


ピコン♪


「さっきは驚かせて、ごめん。送れなかったけど、家に無事に着いた?」


「はい、大丈夫てす。家に着いてます。」


「よかった。じゃまた明日。おやすみ」


「はい、また明日。おやすみなさい。」



良かった、また明日って、驚いただけだ。

他意はない。

集中して考えていたのに、いきなり手を触られたら驚くよな。

まったく雅紀さんが手を取ってなんて、変なこと言うから



でも

智さんの手、気持ち良かった。

俺と違って、モノづくりの手、大きくてちょっと骨ばって


もう少し握っていたかった


ふぅ何を思ってるんたよ、男の人に対して、失礼だろ。

さぁもう今日は寝よう。