*こちらは妄想のお話です。

大好きな方々のお名前を借りています。






カレーのルーや、スパイス材料を買いながら、ぐるりとまわって帰る途中。


「智ちゃん!」


ゲッ、花屋の婆ちゃん


「あら、買い物?」


はぁ


「ねぇ、この前の話、どう?

向こうも乗り気で、一度会ってみない。」


はぁ


「絶対、気にいるから、ねっ

あの子なら、お店も安泰よ。

いつがいいかしら、やっぱり定休日がいいわね。

日曜の午後でも大丈夫ね。

あちらの都合も聞かなくちゃね。」


なんかどんどん話が進んでいく気が



「オーちゃん!」


大きな声で呼ばれて振り返ると雅紀がいた。


「おばちゃん、智くんはダメだよ、好きな人居るからね。」


「えっ?そうなのかい?

智ちゃん、何にも言わないから


「おばちゃんが言わせないんでしょうが(苦笑)


「あら、そう?

じゃぁ、雅紀は、どう?」


「えっ、僕?僕も好きな子いるからダメダメ。」


俺から雅紀に矛先が向いたけど、雅紀は手を振って断っている。



「そうなのかい、残念だねぇ。」


「そっ、またねぇ。」


「オーちゃん行くよ。」


雅紀に手を引っ張られて、そこをあとにする。