*こちらは妄想のお話です。
大好きな方々のお名前を借りています。
カレーのルーや、スパイス材料を買いながら、ぐるりとまわって帰る途中。
「智ちゃん!」
ゲッ、花屋の婆ちゃん
「あら、買い物?」
「…はぁ…」
「ねぇ、この前の話、どう?
向こうも乗り気で、一度会ってみない。」
「…はぁ…」
「絶対、気にいるから、ねっ
あの子なら、お店も安泰よ。
いつがいいかしら、やっぱり定休日がいいわね。
日曜の午後でも大丈夫ね。
あちらの都合も聞かなくちゃね。」
なんかどんどん話が進んでいく気が…
「オーちゃん!」
大きな声で呼ばれて振り返ると雅紀がいた。
「おばちゃん、智くんはダメだよ、好きな人居るからね。」
「えっ?そうなのかい?
智ちゃん、何にも言わないから…」
「おばちゃんが言わせないんでしょうが(苦笑)」
「あら、そう?
じゃぁ、雅紀は、どう?」
「えっ、僕?僕も好きな子いるからダメダメ。」
俺から雅紀に矛先が向いたけど、雅紀は手を振って断っている。
「そうなのかい、残念だねぇ。」
「そっ、またねぇ。」
「オーちゃん行くよ。」
雅紀に手を引っ張られて、そこをあとにする。