かつて、小学校4年生の社会科見学の説明案内をしたことがあります。

私は、今、還暦になって、ふと反省することがあります。

どう考えるかは、皆さんそれぞれの自由だと思います。

 社会科見学は、遠足も兼ねて先生が引率して、

学年全体で、いらっしゃいました。

そうすると、ほぼ、風薫る4、5、6月に来訪する学校が多いのです。

水を造る浄水場ですから、当然、水は飲めるのです。1m30cmくらいで

自動的にしたから上に水がでる、皆さんご存知の水飲み場が

あります。

御存知のように、水道水には、塩素で消毒がされています。

勿論、人体には、影響が及ばないように、調整されています。

塩素注入地点より、距離が離れれば離れるほど、塩素値は、低くなって

行きます。水道管の中を水は通っていきますから。

低くなりすぎるといけないので、追い注入で、塩素を再注入することも

あります。

 

 そういう意味で、塩素は健康を守るために、とても安心な水になります。

ちなみに、日本の水は、美味しくて、安全だと自負しています。

 

見学案内をすると、約一時間位、外の施設を、炎天下歩いたりして、

みんな子供たちも、のどがカラカラになっているのがわかります。

 

見学を終えるころになると、こう言うのです。

「皆さん、のどが渇いたから、出来立ての水をのんでください。」

出来立て・・・と聞いて、あなたならどうおもいますか。

新鮮で、美味しくて、フレッシュで、いいイメージですよね。

まあ、正直、出来立てといえば、塩素の値は、高いと思います。

家庭で飲む水道水よりは、若干高めです。

それは、水を造る工場ですから、そうなのですが、

健康にも被害はないのですが、それでも、ある程度、塩素値が

低くなった方が、においの面でも飲みやすいのです。

 

「出来立ての水と言って、すすめていいのだろうか。」

そういう疑問は、持っていました。

私自身は直接、飲まなかったと思います。

でも、子どもたちは喜んで飲んでくれます。

自分は飲まないのに、それなのに私は勧めている、

喜ばせようとしている。

今考えれば、勧めていいものだったのかなと、ふと疑問に思います。

自分がしないのに、人に勧めるだろうか、考え方は人それぞれですから、

職場ですから、今も自分としては、反省しています。

 

聖書の中に、

 

[     ですから、人からしてもらいたいことは何でも、

あなたがたも同じように人にしなさい。これが律法と

預言者です。]

 

 [マタイの福音書 7:12]