サニージャーニーのみずきさんが、これまで膵臓癌の治療をしてきましたが、手術、抗がん剤治療を乗り越え一年が過ぎました。


膵臓癌発覚当時は、数ヶ月の余命宣告。治療をして2年と言われていましたが、一年が過ぎ、とても元気な姿で結婚式に臨むことができたのです。


今回のことはサニージャーニーさんのことを主に挙げるのではなく、のちに書籍化した時に、セカンドオピニオン医の1人として登場していた押川勝太郎医師について書いてみたいと思います。


過去を振り返るとみずきさんはステージ4の膵臓癌、詳しくは膵腺房細胞癌という、膵臓の房の部分にできる癌でした。殆どが膵管にできるものなので、非常に珍しいと言われています。

非常に若い年齢で罹患したということ、そして、

その後の抗がん剤治療が奏功し、コンバージョン手術にこぎつけ、成功し、術後抗がん剤もうまくいき、再発転移なく元気に過ごされています。

数々爆食や副作用関係なしの冷えるスポーツなどをし、同じ病気治療をされている方々に勇気を与えたかどうかはわかりませんが、彼らのやり方なんだと思います。


で、結論を言うと、みずきさんの例は非常に稀だということです。押川勝太郎医師は以前みずきさんの回復力の動画は、非常に社会貢献をしていると

おっしゃっていましたが、これは間違いだと思います。

理由は、みずきさんは100人に1人?1000人に1人、いや万に1人のこれよか体験患者であり、

これを治療の根拠にしてはいけないということです。重要視してはならないと言うことです。

これは近藤誠医師の「オプチーボの真実」という講演会動画で語られています。

巷でこの薬が劇的に効いた、抗がん剤が効いたという記事は溢れているそうですが、これを抗がん剤や薬の治療の宣伝に使いたいという医師は大勢います。

特に押川医師は、YouTuberであり、腫瘍内科医でありますから、抗がん剤治療を仕事にしているからです。

抗がん剤においては比較試験というのが重要であり、みずきさん1人の事例は本人にとっては、非常に運が良いと言うこと。

抗がん剤の効果というのは、癌の縮小が3割で効果があると立証され、保険適用になる。しかもそれは全体の2割から3割と言われています。(白血病などの血液癌は除く)

後、スキルス癌を治療を主にする浜本康夫医師も

講演で抗がん剤の効果を同じように説明してしています。

つまりこれよか体験の裏には、辛い副作用に耐え、中にはどの抗がん剤も効かず、早く命を落としてしまっている方々も数多くいると言うことです。

また抗がん剤で、癌には効果があっても、他の臓器に大きな負担がかかり、心臓発作などの突然死もいくらかあるらしいです。


こういうことを踏まえて、癌治療については医師の立場では非常に慎重に発信することが重要ではないでしょうか?

私は近藤誠医師の全てが正しいかどうかわかりません。が、近藤医師の講演会を何度も何度も繰り返して聴いていて、彼は人体の基本のこと、全てのことについて根拠を詳しく述べています。それらが納得する要因となっています。


みずきさんのこれよか体験で、多くの抗がん剤治療者を増やしたい。。副作用はどうでも良いということなんでしょうか?

医師として、もっともっと病気治療者と向き合って頂きたいと思います。