キンカネが ネコの前に現れた。

しかし 敵はおどろきとまどってはいないが、キンカネとネコのおなじみの にらみ合う構図となった。

キンカネは ネコに吠える。

すると、いつもの薄紫のネコの後ろから いつもと違う、白い部分の多い三毛ネコがあらわれた。

その三毛猫は、薄紫のいつものネコが自分の代わりをしてくれるように、凄みを効かせながらたのみ連れ

てきた、三毛猫であった。

今日も聴衆は集まっている。 新ネコの登場に 聴衆も声をあげて喜んだ。
 
自然とその三毛ネコとキンカネが にらみ合う形となった。

薄紫のネコはゆっくりと その場を立ち去ってしまった。


キンカネは吠えている。 ネコは毛を怯えたように逆立てている。

キンカネは吠えながら、ネコに跳びかかっていった。

ネコは驚き、毛を逆立てながら 必死で逃げる。 キンカネは追いかける。

まっかな夕焼けに照らされ、ネコを追いかける イヌの姿がシルエットに浮かび上がった。

そのとき薄紫のネコは 草むらの中で かつお節にかじりついていた。