『コンバインゾーン』のコンバインって、農業に関することだと思うんですが、

突然、農業に関する話??と思われた方がいるかもしれませんが、

農業に関する話ではありません。

 

『コンバイン』と言う言葉には、2つの意味があります。

1つは、農業に関する意味で、『刈り取り・脱穀・選別』です。

もう1つに意味は「結合して一体にすること・結びつけること』です。

『コンバインゾーン』とは、これまでの常識を変えて、商業施設のフロアを見直そう!

と言う動きが始まっているのです。

 

これは現在、LGBTQへの関心が高まっていることから、これまで男性向け・女性向け・子供向けと

それぞれ各階で分けていた物を、カジュアル・フォーマルなど生活スタイルでフロアを分け、

性別でフロアを分ける事をやめて行こうと言う動きです。

同じフロアに男性・女性・子供と同時に展開させることで、家族やカップル、これまで服選びに悩んでいた

LGBTQの人たにも気軽に来てもらおう。

そのような動きだと思います。

 

数日前の新聞に10代のLGBTQ48%が「自殺考えた」という記事がありました。

その背景には、周囲の無理解があります。

「保護者に相談できない」(親にカミングアウトしていないので、好きな服を着たいと言えない)

「教職員に相談できない」(先生たちに理解がなく「思春期の一時的な気の迷い」と言われて辛かった)

 

以前に比べ、理解は少し進んだと思っている人がイルかもしれませんが、

まだ多くの人が固定観念から、脱することができていないのが現状です。

 

あまり知られていませんが、妊娠当初は、女性として生育しますが、

生育途中で変異して女性・男性に分かれます。

ですから、男性が女性の要素を持っているのは

当たり前のことなのです。男性でも女性ホルモンを保有していますし、

乳腺もあり乳癌にもなります。

男性か女性かの差は、ほんの少しの差でしかないのです。

 

『コンバインゾーン』が商業施設に留まらず、社会全体に広まって欲しいと思います。