元宝塚男役の柚希さんは、退団した後に活動して行く時に、ファンの為に、宝塚の時と同じ、

カッコイイ人でいなくてはいけない、と様々なオファーが来ても、

カッコイイ人ではない配役を敬遠していたそうです。

しかし、マタハリの出演のオファーが来た時に、悩んだそうです。

その役は、お腹が大きく開いた衣装で、カッコイイ人とは、かけ離れた役で、

「ファンは、喜んでくれるのだろうか?」

「変わった、私を応援してくれるのだろうか?」

 

しかし、その舞台を見てもファンは、変わらず応援してくれたそうです。

ファンは、宝塚の男役である、柚希さんを応援しているのではなく、

俳優である、柚希さんを応援していたのです。

それは、まるで家族が、頑張っている姿を応援しているのと同じように。

 

「私は、周りの人に常に見られている姿でなくては、受け入れてもらえない」

そのような固定観念を持ってしまっている人が、多いのではないでしょうか?

 

それでは、老舗の菓子店や料理店は、 100年前の味を、そのまま継承した商品だけ販売しているでしょうか?

そうではないと思います。

現在の人に合わせた味付けや、盛り付けにしている商品もあるのではないでしょうか?

技を継承しながら、新たなことにチャレンジし、進化していると思います。

 

人間も同じです。基本を守りながら進化して行くことが必要だと思います。

 

『変化は進化です』

 

それを恐れてはいけません。

 

しかし、忘れてはいけないのは『基本』です。

 

以前、ピカソのデッサンを見たことがあります、それは素晴らしいものでした。

私は、そのデッサンを見て基本の大切さを知りました。

 

*これから、オーディションやコンテストがある人は是非、椿大神社に行ってお願いしてみてください、

そこには、天鈿女の尊様がおられますから、きっとかなえてくれると思います。