前日、2回目の人工授精をした。
1回目は期待はしていなかったけどやはり授かることはできずで、
生理がきたときは、あぁやっぱりか〜…という何とも言えない感情になった。
次も頑張ろうとあまり深く考えないようにしてすぐ2回目の人工授精に向けてクリニックに予約を入れた。
2回目の人工授精は1回目のときとは違い直前の緊張もなく尿検査&お尻の注射もなかったので楽に終われるかなと思っていたのになぜか今回は激痛!
なぜゆえに!?
調べたら稀にそういうこともあると書いてあったけど前回何もなかっただけに急にこんな刺激的になったのは驚いた。
終わった直後〜次の日までずっと痛かった…しくしく。
生理が重い日のピークみたいな下腹部の深い部分の鈍痛と、出血もそれなりにあってちょっとびっくり!
生理じゃないときに血が出るのってなんか嫌!
でも仕方ないのか…
痛みと出血と色々と感情が不安定になってしまい その日は夫とプチ揉めしたりもあり。
不妊治療を始めてから、考え方や価値観の違いによって夫婦間で足並みが揃わなくなることが増えた。
本当は夫婦でバチバチするのは良くないのはわかっているのだけど、わたし自身が夫に対して気になることや納得がいかないことがあったらすぐ言ってしまう。
ホルモンバランスの周期的なものも絡んで、イライラを抑えられないときはついつい言い過ぎて夫を傷つけてしまうこともしばしば。
その度反省と自己嫌悪とで闇堕ち思考に真っ逆さま。
2回目の人工授精の日の夜がまさにそんな日で、きっかけが夫の飲酒だ。
わたし達夫婦の間になかなか子供が授からないのは男性不妊症が原因なのだが、
人工授精のたびにそのときの精子の検査をされるので何かしら濃度や運動率等が平均値を下回っているのは目で見てもわかる状態で 夫もその結果を見てショックを受けている。
亜鉛のサプリを飲んだり筋トレをしたり日々の努力を欠かさず本当にすごいなと思っている。
きっと色々悩むこともあるだろうしストレスも良くないと思いあまりきつく言ってこなかったのだが、
夫は飲酒頻度がかなり多い。
男性不妊の要因の一つに過度な飲酒も含まれているネットの記事を何度か見たことがあったので研究結果がまとめられたサイトを見せて飲酒を抑えて欲しいと伝えたがバチバチしてしまった。
夫の主張は
自分なりに頑張っているのに酒という楽しみを奪われると余計にストレスが溜まって良くない!
週一で休肝日を設けているので過度ではない!
(でも実家の家族から飲み過ぎとよく指摘されている)
に対してわたしも納得がいかず、
研究結果は男性という一括りで行なったもので、お酒はほどほどに!と書いてあったが男性不妊とわかっているなら飲む量を抑えてほしい(週一〜週三とか)
亜鉛と筋トレは素晴らしいけど、毎度わたしは不妊治療でクリニックに通うために仕事を何度も休んだり早退したりして身体にも負担がある&保険適応になったもののその都度それなりに高いお金を払って行うものならもっと真剣に取り組んでほしい
と言ったら険悪に。
わたしの言い方もきつかったかも。
自分に不妊の原因があって 急に責めた感じで事実を突きつけられたら悲しくなるよな。
でもわたしも なんでこんなに説明しているのにわかってくれないの、と悲しくなった。
世の中の不妊治療をしている女性的にはどんな感じなんだろう。
わたしが過度に相手に求め過ぎているのかな とその日は不安になってしまった。
向き合い方は十人十色だから強要するのもよくないのはわかる。
どうにか足並み揃えて協力しないとって思えば思うほど空回りするときもたくさん。
もしこの先子供を授かれたとして無事に産まれて、こんなこともあったな〜と話せる日がきたら幸せなんだろうなとつくづく思う。
クリニックに行くたびに、待合室とか診察の帰り道とか仕事中のふとした時間にいろんなことを考えてしまうようになった。
人は人、うちはうちって思うしかない!って開き直る日もあれば
ちょっとしたことでメンタルがグチャアになる日もあって
少しでも安定してどっしりとした心で構えられたらどんなに楽なんだろうと思う。
そういえば最近わたしの住む地域でもがっつり雪が積もってきている。
個人的に雨よりも雪の方が好きだ。
もちろん除雪は嫌いだし雪道の運転は恐怖しかない。
雨はうるさいしべちょべちょ濡れるから嫌だ。
雨の日は外がうるさくてあんまり集中できない。
雪は静かで多少なら体についてもはらえばどうにかなる。
あと雪が降ったときの不思議な匂い(雪の匂い?冬の匂い?)が好き。
除雪と朝の渋滞の為に鬼のように早起きした明け方のまだ暗いけど雪で少し明るい、キーンと冷えた空気で目が覚めるあの感じ。
あと、北陸の冬は日照時間が短いのが特徴で憂鬱な気持ちになる人も多い中 元々引きこもり型のわたしからすれば外出する理由がなくなって家のこたつに首まで入って一日中何もしないという最高で最悪な日常を送るのが幸せ。
わたしの姉は北陸を出て雪の降らない日照時間長めな地域に住むようになって性格が明るくなった。
もしかしたらこの環境に慣れているから心地良いだけで自分も赤道に近づいたら性格が変わったりするのかなとふと思う。
話は変わって、少し嬉しかった話。
先日義実家にて夜ご飯をみんなで食べていたときのこと。
たまたま夫の曽祖父の話になり そこから話が盛り上がっておばあちゃんが嬉しそうにたくさん思い出話をしてくれて、その日は本当にこの上ないぐらい皆楽しく笑いが絶えずで。
夫がその日の帰りに、
男兄弟で、食事中に家族のことで盛り上がったり深く話したりする機会が今まで全くなく、何十年間家族みんなで食卓を囲んでいても自分から聞くこともなく過ごしていたから (わたし)が一緒にご飯とかたべるようになって話を引き出してくれたおかげでいつも淡々としているおばあちゃんが喜んでくれて嬉しい!
って言ってくれて、わたしも嬉しくなった!
正直 義実家は頻繁に行っているけど未だに緊張するし、仕事終わりとかにご飯を食べに行くときも是非一緒に食べよう!と言われて行くけど果たして本当に自分って歓迎されているのか?とか行動や言動にいつも気を遣っていてやらかさないかひやひやするときもあるので正解がわからない部分が多かったけど、とりあえず間違った振る舞いをしてなかった!という、とりあえず安堵。
夫家族はみんな優しい、受け入れ体制がすごい、感謝だ。
みんなの喜びに一役買えたことがなにより…
とにかく!気候や天気に振り回されず、色々あるけどストレス溜めずにこの冬乗り切ろう!