約一ヶ月間引っ越し作業に追われ、やっと解放されてほっと一息つける時間が戻りつつある。




本当に記憶無くなるレベルで心身ともに疲弊した。

引っ越しってこんなにも疲れるものだとは…

何気に人生で引っ越し5回目だけど今回の引っ越しは特に疲れた。

アパートの退去日に迫られながら、仕事が休みの日に休む間を惜しんで引っ越し作業。

本当は仕事を定時で終わらせて夜な夜な少しずつ荷造りする予定だったのが、

仕事が繁忙期に入りほぼ毎日残業で普段よりも疲れが溜まっている状態の中

日々焦りながら あれもしないとこれもしないとって頭の中で色々考えてはいるんだけども体力も気力も全くと言っていいほど追いつかず、

仕事でもありえんぐらいミスが続いて気持ちも滅入ってしまって 引っ越しが終わるまで謎の不調が続いて結構辛かった。

しばらく引きずって落ち込むこともあった。




正直 退去日までにアパートすっからかんにするの厳しいんじゃないかぐらいに後半は差し迫っていたのだけど、

まさかの旦那のお母様が片付けの手伝いに来てくださって…

神降臨…!

救世主現る…!

と言わんばかりで、

なんかもう頼りすぎ?!というほどに頼りまくりで

我々夫婦、感謝しきれないぐらい。うう。


純粋に有難い気持ちと、自分は仕事で一杯一杯で全く片付けに手が付けれてない状態のまま退去日ギリギリになって

自身の至らなさに情けないなと思う気持ちで少し複雑な心境になったけど、お陰様で間に合うことができて本当に良かった。




引っ越しの話で思い出した、夫とのプチ怒りエピソードもある。

引っ越し作業が進んで家具家電が搬入されて、新居に住み始めて一日目の出来事。


夜ご飯なに食べようかと話をしていて、

わたしはもう引っ越し作業で疲れたからスーパーかコンビニですぐ食べれるものを買って食べればいいと思っていた。

が、しかし彼の食べたいものは 焼き鳥(手作り)

しかもやる気満々で密かに肉を買ってきており、真新しい冷蔵庫の引き出し部分に鶏肉パック一式がしれっと入れてあった。


新居一日目で そんな匂いつく料理…まじかよ…

しかも引っ越し作業で疲れた状態で 生肉を串刺して焼いて…ってそんな気力残ってないんだけど、と抗議をするも

焼き鳥のゴリ押しが凄くて、もう勝手にせい!と。


最初は黙々と一人で串刺ししていたが 

鶏皮が刺しにくいから手伝ってだの思ったより量が多いから皿に分けてどうのこうのって言って 結局手伝う羽目に。



そして案の定 部屋は焼けたタンパク質の焼ける匂いが部屋の中に充満。

数日間その匂い取れず。

アーもう最悪!

初日でこれかいって感じで 少しがっくり。

そして焼き鳥をゴリ押ししてきた夫への怒りがふつふつ。

まー、引っ越しした新居での忘れられない思い出になりました。

以上。




しかしまあ、なんだかんだあったけど 振り返ってみればあっという間で

引っ越し作業終わったらすごく心軽くなって、新居もすごく住み心地良いしやっと安定した感がある。

物はまだ散乱したままだけど これから少しずつ自分たちの好きなように家の中片付けていければいいなと思っている。




この引っ越しを通して、心の余裕を持つことの大切さを改めて学びました。しみじみ…

心にゆとりがあるのとないのでは大違い。

引っ越しが終わって落ち着いたので先日やっと実家に帰ることができた。

一日しか実家では過ごしてないけど、一日の中でたっぷりと心のゆとりをチャージでできた。


母が生けた庭に咲いたバラの一輪挿しから香る、バラの匂いに「あ、バラって本当にローズの香りなんだ!(当たり前)」とかそんな小さいことに感動を覚えたり、

実家の猫たちの動きを観察してみたり、

目の前に広がる麦畑が風に靡いてサワサワとなる音に耳を傾けたり、


あの怒涛の日々では時間に追われて目の前のこと以外全く目に入らないぐらい余裕がなかったのに。

見えない何かに追われるのって、人間にとって結構負担がかかるものだな。




これからの新生活が今よりも安定することを祈るばかりだ。




良いカメラで撮った可愛い猫と美しいバラを添えて…キスマーク