日々是奇跡〜妄想の嵐〜(bl小説) -31ページ目

日々是奇跡〜妄想の嵐〜(bl小説)

素人の妄想で綴った戯言話です。
BLが苦手な方は足を踏み入れませんように…
翔潤*末ズがメインです。
嵐さん大好きです。浅くて薄いファンですのでお手柔らかに。





潤に最後の一本を手渡されて

その火薬部分に火を点ける。


潤が眉を下げた表情は

俺の言い方が気に障ったのかが

気になってしまう。



「潤あのさ、」


「翔さ、」



発した言葉は違うけれど

話始めが被ってしまった。

先にどうぞ、

と言おうとしたところで。



「翔さん。」



潤が俺の手を握った。



俺はビックリして線香花火を

指から滑らせてしまって

バケツに張った水面に

線香花火の玉が落ちて

「パンッ」って弾けた。



線香花火を見つめて

明るさに慣れていた目が

暗闇に花火の明るさの残像を残す。



「翔さん。」



潤に再び名前を呼ばれる。

俺は言葉を発してないから

被ることなくて。



潤は俺の手を握ったまま。



「翔さんに賭けた結果を出したい。」


「え?」



そう言って

俺を見つめる潤の顔が

近付いてくるのを

俺はただぼんやり見つめていたら



唇が重なった。



え?



柔らかい感触が唇から伝わる。

それは潤の唇。



そして気付く。


これは潤からのキスだと。



思考回路が働き出したときには

唇が離れていた。



「賭けっぱなしで結果を待ってるだけじゃダメだって。」



潤が恥ずかしそうに顔を逸らして言った。



「翔さんの気持ちを掴まなきゃって。」


「掴まなくったって、何度も言うけど俺はいつだって潤を好きなんだよ?」


「俺は翔さんに家族のように見守ってほしいんじゃないよ。」


「それは、俺の気持ちだけで強引に進めることじゃないと思ってるからで、潤を好きだからこそ潤の気持ちを大事にしたいんだ。」


「翔さんが大事にしたいって言う俺の気持ちってどんななの?」


「それは、」


「気持ちって見えないよね?その見えない気持ちを確かめようとしないの?」



潤にまっすぐ見つめられる。

その瞳の奥の潤の気持ち。

こんなに大きな瞳でも

その奥までは見ることができない。



確かめたかった。



潤の気持ちを大切にして、俺の気持ちはどこへ行くんだろうなんてことを考えなくもなかった。



「こんなに俺、翔さんのこと好きなのに。」



俺が見えないまま大事にしたいと思い続けてきた潤の気持ち。

俺に賭けてくれた潤。



ー俺に賭けなよ。



あの日、言い出したのは俺だったのに

賭けは潤によって結果が出された。



























どんでん返しないんかーい!てへ。

ああ潤くん可愛いよ。