お互いの中心は硬くなって
身に纏うものが鬱陶しい。
ベッドの下へ脱ぎ捨てて
『浴衣ではない』
と頭をよぎる智くんに言い訳して
潤のTシャツと短パンを脱がせた。
ちょっと手を伸ばしたところにあるチェストを引っ張って慣れた手つきでボトルとゴムを取り出す。
ここに必需品を入れておくことは
2人で決めた。
万が一、智くんやカズが遊びに来て
見つかったりでもしたら
いくら恋人同士になったことを
理解してくれてるとはいえ
可愛い可愛い弟と俺が
あれやこれやしている現実を
目の当たりにしたくない気持ちは
なんとなく理解できる。
2人の行動パターンを知り尽くした潤がここなら平気というので、ここに隠すことにした。
潤は「悪いことしてないのに」
と少し不服そうだったけれど。
俺がゴムをつけて、
その液体を手に垂らしてるのを
潤は横を向いて見つめる。
「…それなくてもいいよ?」
「ダメ。」
いくら慣れてきたとしても
ウッカリ傷付けたら
もう後悔しきれないから。
横を向いてる潤をうつ伏せにして
腰を引き寄せる。
割れ目にヌ ルヌ ルの指を添わすと
潤の入り口がピクピクと反応した。
「ん っ、ん ぁ っ 、」
指をぷすぷす 出し 挿 れする。
指はすぐに増やすことができた。
「ア ッ 、ぁ っ、あ!」
潤の気持ちいいところもわかってきて
指で ソ コを 刺激する。
片方の手は後ろから覆い被さって
潤の中心を掴む。
「ハッ ぁ… ぁ ん、ふっ、ん。」
「潤、いい?」
「後ろ、から?」
「イヤ?」
「ううん、翔さんの好きに…して。けど…もう…、はやく。」
振り返る潤は涙目で
俺の中心に熱が更に集中したことが
自分でもわかった。
自分の硬く反り立った ソ レ を
潤の入り口に押し当てる。
指でほぐした ソ コ は
抵抗なく受け入れた。
「アッ!」
潤が大きな声をあげた。
「痛い?大丈夫?」
慌てて抜こうとしたら
潤が首を横に振って
俺の腕を掴んで背中を反らした。
「すごいっ、奥まで…翔さんの…、ぁ あ…!」
お 尻 を 突き出す体制の潤の太腿は
小刻みに震える。
腰 を 持って 突き上げると潤が
「ああっッ!!」と声をあげた。
潤の奥を突くたび
クチュ、クチュッ、
ねっとりした音を立てる。
俺の動きに合わせて潤が声を上げる。
「ア ん っ、ア ンッ、しょっ、さんっ!」
奥まで 挿 れ て
潤を後ろから抱きしめて
耳 の 裏 を 舐める。
「ンン ッ…!ハァ ッ…翔、さぁんっ。」
「潤の中気持ちいい…。」
潤が肩を揺らして
息を大きく吐いて吸う。
息が整う前に
俺はまた体を起こして
腰を振った。
パンッパンッ
と肌と肌がぶつかる音がする。
その音の間隔を短くしていく。
「ア ッ 、だ、ダメっ、おかしく、なっちゃうぅ…!!」
ズンズン奥を突くスピードを上げて
手の中にある潤のソレも
潤の中の俺と同じく
限界までキテることがわかる。
「あ ん っ、アぁ、はっ ぁ …、ん っ 、あ っ、あ」
「じゅ、ん っ ! イ ク っ!」
「アア ッッ!」
潤がうつ伏せに倒れこむ上に
俺も被さったけれど
潤を潰してしまうんじゃないかと
慌てて手で支える。
「翔…さん…、」
「ん?疲れた?痛いとこない?」
「心配しなくていいから、キスして。」
枕に頭を埋める潤の首筋の黒子に
キスしてチュッと吸った。
「んん…、好き…、ほんと、スキ。」
「俺も好きだよ。また花火見に行こうな。」
頭を撫でてやると頭の向きを変えて
また枕に顔を埋める。
「花火、好きだよね…。」
「あと浴衣着てきてよ、次は脱がせるから。」
パッと潤が顔を上げて
「そっちが目当て?」
「まぁ、否定はしない。」
枕に顔を埋めた潤からふふって
笑い声がした。
どうやら俺は根に持つタイプらしい。
こんな大人になって
ムキになるというか
意地になるということがあるって
自分でもよくわかってきた。
潤に関してだけは。
おしまい。
短いお話でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。

