月曜日。43 | 日々是奇跡〜妄想の嵐〜(bl小説)

日々是奇跡〜妄想の嵐〜(bl小説)

素人の妄想で綴った戯言話です。
BLが苦手な方は足を踏み入れませんように…
翔潤*末ズがメインです。
嵐さん大好きです。浅くて薄いファンですのでお手柔らかに。




楽屋でいつも通り

ニノはゲームをしていて

智くんは釣りの雑誌を見ながら

スマホを弄っていた。


相葉くんと松本は

雑誌の取材でいなかった。



「ニノ。」



いつ声をかけようかと様子を伺って

全く頭に入ってこない新聞を置いて

意を決して声をかけると

ニノではなく智くんが

チラッと俺を見た。


ニノはこちらを向かず

ゲームしたまま

「はい?」と返事した。



「ちょっといい?」


「なんですか。」


「外…出ない?」



智くんには申し訳ないけど

席を外してもらうか、

あるいはニノと別の場所に移ろうと

考えていた。



「いいですよ。大野さんは全部知ってますから。ここでどうぞ。」


「え?ぜ、全部って??」



嘘だろ?全部って全部?

てか全部って何??

どれ??どこ??


智くんを見ると

智くんは表情を変えることなく

釣り雑誌のページをめくった。



「俺が潤くんにちょっかい出してたのも、潤くんのこと好きなのも。翔さんが潤くんのこと勿体ぶって抱けなかったことも。」


「勿体ぶるって…!!」


「で?抱けたんでしょ?」


「…そ、それは…。」


「まぁとりあえずその辺りも含めて大野さんは知ってますから。」



ニノへの気まずさでいっぱいだったのに智くんにまで気まずさが増す。



「いいよ、俺外出てる。」



俺の気まずさを悟ってくれた智くんは釣り雑誌を閉じて立ち上がってくれた。


智くんの動きにホッとしかけたら

ニノがゲームに使うペンを置いて

智くんの腕を掴んだ。



「大野さん、ここにいてよ。」



ニノが智くんを見つめて言った。



「ここにいてよ。」



ニノがもう一度言う。



智くんは黙ってまた座り直した。

え?なんで?智くん!!

目で訴えようと智くんの顔を見ても

智くんとはもう目が合わなかった。


そして今閉じたばかりの釣り雑誌を

また手にした。



「翔さん、話してよ。」


「あ、あのさ、その松本のことなんだけど…、」


「潤くんがなに?」


「その…、ごめん。俺がちゃんと勇気なかったばっかりに。」


「なんでごめんなの?」


「ニノに最初に言われただろ?松本のこと抱けないくせにズルいって、…言う通りだった。」


「そのおかげで俺は潤くんとできたから感謝してるよ。」



ニノは口の端をあげるけどそれは強がってるんだ、きっと。



「なんなら、抱けないたらそのままの翔さんでいて欲しかったですよ。これからもずっと。」



こんな言い方するのも

きっと俺への優しさなんだと思う。

そう感じ取ってしまうくらい

俺たちは一緒にいるんだから。



「ほんと、ごめん。ありがと。」


「翔さんがどう解釈してるのか知りませんけど、潤くんを抱いた俺に謝るのはおかしいでしょ。

俺は嫌々潤くんを抱いたわけじゃないし。

それに、ありがとっていうのも違うでしょ。

自分の恋人が他のヤツに抱かれてお礼言うバカがどこにいるんですか。」



ニノが眉間にシワを寄せて目を細めて

俺に言った。



「翔さんがそんなこと俺に言ってることを潤くんが聞いたら、あの人また自分を責めちゃうでしょ。」


「うん、ごめん。」


「俺は俺で俺得な部分があったんですから。謝って欲しくもないし、感謝される筋合いもないんですよ。俺も翔さんに謝ろうなんて思ってないですし。」


「…わかった。」


「あの人…、強くて脆いから。多分素直に翔さんと結ばれたこと喜べてないんじゃないんですか?」



ニノが松本が好きなんだと痛感する。

ほんとよく松本のことを見てる。



「考えすぎちゃうんですよね、潤くんて。」


「だよな。俺もそう思う。すごくニノのことを気にしてて。」


「…翔さんも、ですよ。」


「え?」


「頭で考えすぎ。言ったでしょ?翔さんは潤くんがもう悩まなくていいように、俺みたいなのに付け込まれる隙がないくらい潤くんを満たしてあげてくださいよ。」


「ニノ…。」



ニノはよく見てる。

松本のこと。

俺のことも…か。



「もっとタチの悪いやついっぱいいますからね。」


「ニノは十分タチ悪いけどな。」



黙っていた智くんがボソッと言った。



「うるさいよ。」


「ニノがここにいろつった。」


「聞き間違いですよ。」


「ずっと俺の腕掴んでるくせに。」



耳まで赤くなるニノが

慌てて智くんの腕を離すのを見て、

「安心しな」

と俺に言うように微笑む智くんと

目が合った。



智くんはよく見てる。

俺らのこと。

ニノのことを。




































年末年始のご挨拶、随時させてもらっています。よかったらご確認を!(まだの人、ごめんなさい!)


潤くんの腹巻。
寒がりだと空かさず口を挟む翔さん。
今年もいい翔潤始め♡